西城卓哉さんの言葉です。
つらい日々がありました。
大切な家族を亡くした私たちにとって、この2年という歳月は、
一日一日を生きることがこんなにも大変なことだったのかと、
過ぎ行く時間の重さを感じ続けた2年でした。
〜自分は何のために生きているのだろう。
〜あの人の生きた日々は、幸せだったろうか。
何度も同じ疑問が浮かんでは、そのたびに息が詰まり、
答えを出せずにいました。
それでも、一つだけ確かなことは、
あなたがいた私の人生は、幸せだったということです。
どこにいても、何をするときでも、妻の由里子と息子の直人への思いは、
片時も離れることはありませんでした。
毎日早起きしてお弁当を用意してくれたり、
息子の離乳食を一つ一つ丁寧に作ってくれたり、
そんな妻に喜んでもらいたくて、休みの日に少しだけ早起きして、
お掃除をしたこともありました。
取り合うように家事をやっていたことが、懐かしく思い出されます。
毎日、笑顔と、「ありがとう」の言葉が絶えることはありませんでした。
毎日が幸せでした。
この悲しみに区切りはなく、終わりもありませんが、
弱くて未熟な自分が今こうしていられるのも、
あの日から今日までに関わった全ての方々に支えてもらったからこそだと、
心から思います。
妻の由里子はいつまでも尊敬する人であり、私の一番の目標です。
直人と一緒に、きっといつまでも見ていてくれると思います。
自分に残されたこれからの年月をかけて、
愛する2人の人生の続きを、私が歩んで行こうと思います。
あの日とともに深く心に刻まれた、多くの尊い命を、私は決して忘れません。
亡くなられた方々の安息を、ひたすら祈念し、追悼の言葉と致します。
宮城県代表 西城卓哉