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高浜原発老朽化と原発事故前のお米の汚染値

2012年4月25日(水)、小出氏が毎日放送たね蒔きジャーナル」に出演し、
21日にニュースになっていた、福井県高浜原発の老朽化と、
例の食品汚染に関して『国の基準で!』と発表した政府に関して言及されています。

とても重要な2つの問題です。

是非、チェックして下さい。

その前に、高浜原発に関しての記事をメモしておきます。

▼『高浜原発1号機、劣化か 圧力容器もろくなっている恐れ』
朝日新聞 2012年4月21日7時23分

関西電力高浜原発1号機(福井県)で、高いほど劣化が進んだことを示す
原子炉圧力容器の「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」(2009年時点)が95度となり、
国内では九州電力玄海1号機の98度(同)に次いで高いことが、
関電が20日に大阪府市に提出した資料で示された。
原発の老朽化問題が改めて論議を呼びそうだ。

圧力容器は、原発の運転にともなって出る中性子を浴び続けると次第にもろくなり、
トラブルなどで急激に冷やすと割れる恐れがある。金属の粘りがなくなる境目の
温度が脆性遷移温度。温度変化を正確に予測するのが難しく、電力会社は運転開始時に
圧力容器に同じ材質の試験片を入れ、数〜十数年で取り出して調べている。

高浜1号機は1974年に運転を開始、試験片の測定は今回で4回目で、
前回の02年に取り出したときの68度から27度も上昇した。

高浜1号機は運転がスタートして38年と、なかなかの古さです。
老朽化は以前から指摘されていますし、関係者の方々はみんな知っているとの事です。

簡単に言ってしまえば、問題なのは、基準をさらに引き上げて、
ごまかしごまかし動かしてきたという点です。その結果、危険な状態になっていると。
ご存知の通り現在は、定期点検中ですが。。。

関西電力の高浜原発サイトにこんなふざけたものが。

今回指摘された1号機は『アトムくん』だ、そうです(苦笑)。

ちなみに、3号機には、2010年12月5日にMOX燃料の装荷を完了したと発表しています。
MOX燃料だから、名前は『みらいくん』なのでしょうか、、笑えません。


番組後半では、食品汚染に関してです。
小出氏が以前から言っています、お米の汚染値の話を書き出しておきます。

「〜例えば、今の日本の国の基準は、お米でも何でも1kgあたり100ベクレルという
基準なの、です。では、福島の事故が起きる前はどのくらい汚れていたのかといえば、
1kgあたり0.1ベクレル程度しか汚れていなかった〜」

100ベクレルと見積もっても、事故前の1000倍です。

この事を忘れないように注意して下さい!

是非、時間を作って、この放送を聴いて下さい。