opuesto / Tate’s Official Blog

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ストロンチウムの話

なんて、偉そうに書いていますが、私は素人なので、素人なりの切り口で
ちょっと色々なサイトを参考に、ストロンチウムに付いてまとめてみました。

あるサイトで、昨日『4月のはじめにハワイの牛乳からストロンチウム89が検出されていた』という記事を
読み少し驚きましたが、今度は昨日、『4月21日に福島県沖合で採取したマダラから放射性ストロンチウム90が
検出された
』と、水産庁が発表しました。

ちなみに、日本には飲食物に関するストロンチウムの基準がありません

マダラから検出されたストロンチウム90は微量で、福島原発の影響かは不明ということです。

先日、中国国家海洋局が福島県沖でサンプルとして採取したホタルイカから
中国沿海生物の29倍に当たる放射性物質ストロンチウム90 を検出したと発表していました。

しかし、中国の発表は具体的な数値がわからないのでどれくらい含まれていたかは。。。


少し整理しますと、、

まず、ストロンチウムがニュースになったのは、
5月9日『海からストロンチウム初検出 福島第一敷地内でも』と、ニュースになりその後、
6月12日、『取水口でストロンチウム 地下水からも初検出』と地下水からも検出された
と、いうニュースでした。

震災直後に私が走り書きでメモした中には、
ストロンチウム---> 骨に。カルシウムと似ている。骨髄。白血病」と書いてありました。


もちろん、ストロンチウムという言葉すら知りませんでしたので、その後、素人ながらに色々調べていました。

原子力資料情報室」のサイトには、当然ながら専門的な書き方をしてあります。
まあ、素人レベルには、なかなか難しい説明です。

ストロンチウム-90はベータ線を放出する放射能としては健康影響が大きい。
10,000ベクレルストロンチウム-90を経口摂取した時の実効線量は0.28ミリシーベルトになり、
10,000ベクレルストロンチウム-89を経口摂取した時は0.026ミリシーベルトになる。
二つの場合で線量が約10倍違うが、その原因はベータ線エネルギーと半減期の差による。』

要するに、90と89とは、当たり前ですが、影響が異なります。
90の方が、89に比べて10倍やばいという事ですね。

ストロンチウムはカルシウムと似た性質をもつ。化合物は水に溶けやすいものが多い。
体内摂取されると、一部はすみやかに排泄されるが、かなりの部分は骨の無機質部分に取り込まれ、
長く残留する。それが原因で、白血病になりやすくなる。』

こんな記事もありました。

ストロンチウム90は半減期が30年近くで、体内に入ると骨に取り込まれやすく、
骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされる。化学的性質がカルシウムと似ていて水に溶けやすく、
人体では骨にたまる傾向がある。土壌では深い場所まで届き、植物に吸収されやすい。
海に放出されると、魚の骨などに取り込まれ蓄積する可能性がある。
海水からストロンチウムが検出されたことを受けて、水産庁水産総合研究センターに調査を依頼していた。

ストロンチウム自体の基準値は設定されていないが、セシウムの基準値(500ベクレル)を下回れば、
食べても問題ないとされている。福島県ではカツオを除いて海洋での漁業を自粛している。


水口憲哉東京海洋大学名誉教授は
原発事故による水産生物への影響を調べるには、海流と水産生物の単位群の回遊移動の関係を把握してから
調査・検討しなければいけません。でも、水産庁放射能が検出されそうなものを測定しようとしない。
日本人になじみの深いクロマグロすら検査していないのです」と。

話は、戻りますが、6月12日の地下水からも検出という記事の中での
東電と、小出氏の見解です。

東電は建屋の水素爆発時に空気中に飛散したものが地面に降下し
雨水などにより地下に浸透したものと説明している。

・小出氏の見解
建屋の外に出たストロンチウムは通常は酸性。酸性ストロンチウムは水に溶けにくい。
水に溶けるにはアルカリ性になる必要があり、床のコンクリートと反応するとアルカリ性になる。
と、メルトスルーを指摘しています。


もう一度言いますが、日本には飲食物に関するストロンチウムの基準がありません。