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I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

防災かるた

良い記事です。

メモしておきます。


▼『防災かるた、読み継いで 宮城・山元の山下一小 児童が句考案』
河北新報 2014年01月23日


(かるたの絵札を取り合う3年生=宮城県山元町山下一小)

宮城県山元町山下一小(児童85人)の子どもたちが、東日本大震災の教訓や
郷土の自慢を題材にした「山元復興防災カルタ」を制作した。

3年生の総合学習として3年かけて完成させた。
震災の記憶と懐かしい古里の風景を後世に伝えようと、読み句を考えた。

防災や古里の風景、名産などを題材に51句を考えた。
担任の阿部広力教諭(55)が句に合う写真を撮影した。

読み句には
すぐ逃げろ 津波の速さ 待ったなし
携行品 ラジオに水に 非常食」といった備えの大切さを込め、
焦らない でもあきらめない 山元町」など復興への決意を表した。

特産のイチゴやホッキガイ、雄大な太平洋など町の自慢も描いた。
「ギンギラに いつも輝く 磯浜だ」の句を作った松井裕斗君(9)は
「磯浜海岸で震災前、ウナギなどを釣った。早く復旧してほしいという思いを込めた」と話す。

イチゴを題材にした句を詠んだ加藤来夢君(8)は、
車で避難中に津波にのまれ、九死に一生を得た。

津波を思い出すのが怖かったけど、みんなと一緒にかるた遊びを
楽しむことで乗り越えている」と明かす。

2011年から毎年改訂を重ね、現在の3年生11人が完成させた。
東京の支援団体の資金協力を得て、昨年末に100セットを印刷した。

同校の学区は震災で、沿岸部の牛橋地区を中心に大きな被害が出た。
かるたは同校の防災教育の教材で活用する。全校児童の家庭にも配り、
防災意識の向上と郷土への関心を高めてもらう。

3年生は24日、町の臨時災害FM局「りんごラジオ」に出演して読み句を発表する。
加藤君は「先輩たちの思いを受け継げてうれしい」とにっこり。
5年生の高橋日向(ひなた)さん(10)は「後輩たちが頑張ってくれた」と感謝した。

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津波を思い出すのが怖かったけど、みんなと一緒にかるた遊びを
楽しむことで乗り越えている」。

この言葉が印象的でした。

強いです。

目を背けていては何も変わりませんし、
亡くなった方々に申し訳ない気持ちになります。

南海トラフや首都直下型地震が心配されていますが、
津波の教訓や備蓄品の話は、本当に肝に銘じておいて下さい。


※余談ですが、Macの新しい『OS X Mavericks』で、
このBlogを見ると、文字間などが妙なところが多々あります。
原因不明ですが、ご了承ください。