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被災園児の行動

是非読んで考て下さい。

メモしておきます。


▼『東日本大震災:被災園児25%問題行動 引きこもり、暴力 長期ケア必要−−厚労省調査』
毎日新聞 2014年01月27日


被災地の子どもの精神的問題調査の方法)

岩手、宮城、福島3県で東日本大震災当時に保育園児だった子どもへの調査で、
暴力や引きこもりなどの問題行動があり、精神的問題に関する医療的なケアが
必要な子が4人に1人に達することが、厚生労働省研究班(研究代表者=呉繁夫・東北大教授)の
調査で分かった。友人の死や親子の分離、被災地での生活体験が原因と考えられる。
サポートが行き届いていない子も多いとみられ、専門家は早期の対応を求めている。

調査には、国立成育医療研究センター福島県立医大、宮城県子ども総合センター、
岩手医大などが参加し、藤原武男・国立成育医療研究センター研究所部長が26日、
仙台市で開かれたシンポジウムで発表した。

対象は、大震災が起きた2011年3月11日に、3県内の保育園の3〜5歳児クラスに在籍し、
調査への協力に同意した子178人と保護者。アンケートと面接を、震災後1年半以降となる
12年9月〜昨年6月にかけて実施した。

保育園の所在地は▽岩手=宮古市陸前高田市大槌町▽宮城=気仙沼市
▽福島=福島市いわき市南相馬市、富岡町。
比較する非被災地域として三重県で同様の調査を実施した。

アンケートは、子どもの精神的問題によって起きる問題行動を数値化して比較できる
「子どもの行動チェックリスト」(CBCL)を使った。CBCLは、世界的に信頼性が高く、
国内の行政や学校、医療機関でも利用される。

面接は、児童精神科を受け持つ医師や臨床心理士が、ケアをしながら心理状態の調査を実施。
CBCLで問題行動を抱える可能性がある子について、
医師のアドバイスに基づくケアの必要性を判断した。

それらを集計した結果、被災3県で25・9%の子が医療的ケアが必要な状況と分かった。
原因として、▽友人を亡くした▽家の部分崩壊▽津波の目撃▽親子分離−−などが挙げられた。

三重では同様の状態の子は全体の8・5%にとどまり、被災地はその約3倍に達した。
被災地の子たちには、めまいや吐き気、頭痛、ののしり、押し黙りなどの症状があり、
このままケアを受けずにいると、学習や発育に障害が出て、将来の進学や就職などにも
影響する可能性があるという。

過去の災害と子どもの精神的問題に関する調査は、比較的年齢が高く、
幼児期の被災影響に関する調査は珍しい。調査に参加した奥山眞紀子・国立成育医療研究
センターこころの診療部長は「非常に多くの子どもが精神的にケアを必要としている実態が、
初めて客観的データで明らかになった。

震災直後はケアが必要な子どもが増えることは知られるが、調査は震災から
1年半以上経過しており、気に掛かる。専門医を核に地域で子どもをサポートする
仕組み作りが必要だ」と話す。

チームは今後約10年、同じ子への調査を続け、毎年状態を把握していく計画だ。

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■ことば

◇子どもの行動チェックリスト(CBCL)

現在または過去6カ月以内の子どもの状態について、身近にいる保護者らがアンケートに答える。
「よく泣く」「大人にまとわりつく、頼りにし過ぎている」「爪をかむ」
「トイレ以外で大便をする」など、113項目について▽当てはまらない(0点)
▽時々当てはまる(1点)▽よく当てはまる(2点)のいずれかを選び、
点数が高いほど問題行動があると判断され、ケアが必要とみなされる。
このリストを使った研究報告は50カ国、4500以上になる。