opuesto / Tate’s Official Blog

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太陽磁場の事実

実は、宇宙の話も、かなり好きでして、、。

夕方のニュースで、この話題に触れているのを観て、
もろもろ検索したのですが、見つける事が出来ず。

見つけました!
メモしておきます。


(北極域だけで磁場が反転する結果,太陽の南北両極がどちらもN極となっているらしい)

▼『太陽の北極も南極もN極に? 観測衛星「ひので」がとらえた,太陽磁場の奇妙な事実』
科学雑誌Newton 4月19日(木)15時18分配信

太陽の極域は,表面の爆発などの活動の原因となっている重要な場所だという。
だが,実際に極域で何がおきているのか,よくわかっていなかった。
このたび太陽観測衛星「ひので」は,極域のようすをくわしくとらえることに成功した。
そして意外なことに,北極と南極の両方が,磁石でいうところのN極になりつつあることが明らかになった。

○謎につつまれていた「太陽の極域」
太陽表面にあらわれる黒いしみのようにみえる部分のことを「黒点」という。
黒点の多い時期は,太陽の活動が活発になる。黒点の数が減ると,太陽の活動はおだやかになる。
黒点が最も多くあらわれる活動的な時期を「極大期」,黒点が最も少なくなる時期を「極小期」という。

実は,黒点は強力な磁石そのものだという。そして,太陽の極域には,黒点の種となる
南北をつらぬく磁場がある。そのため,太陽の極域は,太陽の活動や磁場の起源を
理解する上でも重要な場だ。これまで,地上の太陽望遠鏡や太陽観測衛星によって,
太陽の極域が観測されてきたが,極域の磁場のようすを把握するのは困難だった。

○北極での磁場の反転を「ひので」がとらえた
太陽観測衛星「ひので」は,JAXA宇宙航空研究開発機構)と国立天文台などによって,
2006年9月に打ち上げられた。「ひので」に搭載された可視光・磁場望遠鏡により,
太陽の磁場の構造をこれまでにない解像度で観測ができるようになった。
国立天文台の常田佐久教授,下条圭美助教理化学研究所の塩田大幸研究員らは
「ひので」で両極域の観測を継続し,極域の磁場の全容を知ることができる
マップを得ることに成功した。

常田教授らは,太陽の活動が低下しつつある時期(2007年9月)と活発化しつつある時期
(2012年1月)の極域の磁場の観測結果を比較した。2007年は,北極がS極,
南極がN極となっていた。そして2013年なかばごろに予想される太陽活動の極大期には
両極域の磁場が同時に反転すると予想されていた。ところが2012年の観測結果から,
北極域のみS極からN極への反転が進行していることを発見した。

○現在の太陽は「棒磁石が二つ連なった状態」
常田教授は次のように話す。「今,太陽の基本的な対称性がくずれていると考えられます。
本来は両極域とも次の極大期にほぼ同時に極性が反転すると考えられていました。
しかし,北極域は本来の約11年周期で極性が反転しつつあり,南極域は約12.6年で
反転する可能性があります」。

2007年の太陽は,磁力線が南極側のN極からでて,北極側のS極に入るふつうの
構造(2重極)だった。それが,2012年1月では,南北の両極域にN極ができ,
太陽の中心付近にS極ができるという構造になっている。つまり,棒磁石が
二つ連なった構造(4重極)になっていると想定できるという。

○これからの太陽活動はどうなる?
 陽の極域の観測は,将来の太陽の活動を予測する上できわめて重要だ。
2012年10月ごろに予定されている,「ひので」による北極域の集中観測によって,
北極域の極性がN極に完全に反転しているかどうかを確認できるという。

マウンダー極小期(1645年〜1715年)など,黒点がほとんどなかった時期は過去にもあった。
これが原因となって,地球の平均気温が低下し,寒冷化をもたらしたといわれている。
これらの極小期の直前は,太陽の周期が13年や14年と長いという特徴があった。
今回,直前の太陽の周期は12.6年だった。もしかすると,地球を寒冷化させる
太陽の極小期にふたたび突入する可能性もあるかもしれないという。

常田教授によると,あと10年は極域の調査をしないと,今後の太陽の活動予測はできないという。
今後の観測結果を待ちたい。

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そんな中、あと数分で、福島第一原発4基が法的に廃止になりますね。。。