天然パーマの癖毛、
後頭部が直角な絶壁、
幅広の頭蓋骨。
顔の配置は、旧ソ連、
ロシア系の様な
真ん中集中型。
オマケに、
小さい口。
特に‥
天然パーマの癖毛、
中・高校生の6年間は、
本当に地獄の日々でした。
プールの授業や突然の雨、
‥水・湿気関係には本当に弱いです。
中・高校生時代は、
”パーマをかけている” と勘違いされ、
面倒なことに巻き込まれる事も。
‥親を恨んだ事も多々あります。
頭蓋骨もそんな感じなので、
坊主も似合わず‥。
高校を卒業後、
上京をしてからは、
そんなコンプレックスを隠す為に、
毎日のように帽子を‥。
あれから30年弱、
数え切れない程の、
帽子をかぶってきました。
その時代の流行、
用途や気分で‥。
去年の秋頃、
とんでもない帽子ブランドと出会いました。
『Nine Tailor』。
PROFILE〜
シンプルで使い込むほど馴染んでいく、細部にも気を配った帽子を作ります。新しい流れや、古くから継承されていくもの。様々な要素や感覚、技術を取り入れ、また受け入れながら、少しづつ変化を楽しめる、そんな帽子を形に残していきます。
“Nine Tailors make a man.”
『 仕立て屋は9人で一人前 』
『 一人前になるには9つのお店、仕立屋(Tailor)が必要 』という二つの意味を持つこの言葉はイギリスの諺から引用。二つ目の “9つのお店、仕立屋が必要” と言うところからその日に身に着けるもの<ジャケット シャツ パンツ 時計 クツ 靴下 カバン ベルト・・・>、その中でも9番目のモノとしてその日のスタイリングの最後の一つとしてこの帽子を使ってもらいたい、そんな意味が込められています。
※転載元〜
http://www.ninetailor.com/profile.html
Designer : 川野 樹一
2002年より、都内帽子ブランドメーカーにて、営業の傍ら帽子デザインについて意識、経験を積み、2010年の独立。国内生産を背景に、コーディネートの一部として普通に馴染むようデザインされた帽子ブランド"Nine Tailor"を立ち上げる。※転載元〜
https://store.united-arrows.co.jp/shop/mt/blog/2018/11/nine-tailor-aw18-installation.html
その出会いは‥
長年お世話になっている、
『quadro』銀座店が入っている
東急プラザ銀座をぷらぷらと歩いている時でした。
『COOPSTAND』という
ショップの前を通りかかった時‥。
まさに、
青天の霹靂でした。
デザイン性の高い物から、
シンプルな物まで‥。
私のような、
コンプレックスの塊にも‥。
デザイン性だけではなく、
私が一番感じたことは、
その抜群の‥かぶりやすさです。
長年、
様々なタイプの帽子をかぶってきましたが、
ここまで、ストレスを感じさせない物は、
正直初めてでした。
「‥お高いのでは?」と
質問される時もありますが、
新作に触れる度、
「えっ‥この値段だったら(安い)‥」
と感じます。
友人にオススメしたり、
その友人が、さらに友人にプレゼントしたり‥。
昨日、
「今日は、何処へ行こう‥」と、
ショップのBlogやInstagramを覗いていたら、
Nine TailorのPOP UPショップが開催中と知り、
すっ飛んで行きました。
「Nine Tailor」と検索すると、
もちろん色々な取り扱い店がヒットしますが‥。
お洒落+高級エリアの店舗ですと、
試着することすら躊躇してしまいます(苦笑)。
良い物は‥
じっくり手に取って触れたい性分でして‥。
昨日のスローハウス・二子玉川店は、
環境もショップ店員さんの対応も良く、
”これでもかっ”、というくらい試着をさせてもらい、
1つ1つ‥商品の話を沢山聞かせて頂きました。
本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ちなみに、
私は黒いキャップ『 Shaggy cap Black N-278』を。
(スローハウスではなく別店舗ですが、
商品の詳細が分かるリンク先を貼っておきます。)
Yさんは、
ベレータイプの『Alnwick beret beige/black N-285』を。
このベレーはリバーシブルでした。
昨夜、
こんな(ニュアンスの)言葉を耳にしました。
深夜番組『白昼夢』のワンシーンからです。
〜弱点は一番認めたくないものだけど、
それをキチンと見極めたら次がある。
それを探すことは、
割と簡単なことで、
一番簡単な方法。
自分の個性を考えて
何かをやろうとするのは難しい。
弱点は一番分かりやすく見つけやすい。
一番恥ずかしくて、
人に言いたくないところ‥
それをどう使うか。
とても共感の出来る考え方でした。
”自分のコンプレックス、弱点と帽子”
”Nine Tailorとの出会い”
何かが1つに繋がった瞬間でした。
9月に更新した、
「たかが1つの呟き、たかが1曲」に近い話です。
Nine Tailor デザイナーの川野 樹一氏、
COOPSTAND、
スローハウス・二子玉川店、
ショップスタッフの方、
本当に感謝致します。
有難うございました。
今後の展開、
作品も楽しみにしています。