「〜日本映画ってものすごい太い縦軸があると思うんです。それがいまちょっと置き去りにされている部分がある。常に新しいものを求めますし、1回の失敗で否定しがちですし。それは社会に余裕がないからなんでしょうけど、みんながそこで小競り合いをしている感じがしています。これは極端な例ですけど、本当はその縦軸を踏まえた上で、黒澤明監督の映画を超えるくらいのつもりじゃないと、映画を作っちゃいけないんじゃないかとさえ思うんです。自分は、大杉漣さんのような先人たちがいたことを踏まえ、その先にある答えのようなものを探して、映画作りをやっていきたいなと思います。」
休憩中に読んでいた、
池松壮亮さんの
インタビューからです。
いつも通り、
鋭い言葉が並んでいます。
このBlogにも
何度か登場している、
池松壮亮さん。
4月から放送される
ドラマ『宮本から君へ』。
お馴染みのあの深夜枠なので、
普通に楽しみにしていましたが、
監督・脚本は
真利子哲也さんです!
原作は『ザ・ワールド・イズ・マイン』他で
有名な新井英樹さんの漫画です。
間違いない、と思います。
最近、
Netflixに期間限定で
加入した影響もあり、
邦画を観る機会が
以前より多いですが、
正直、ピリッとしません。
ピリッとしないどころか
「(時間を返せ‥)」と思う作品も多々。
もちろん、映画は好みが露骨に
分かれるので、個人的な意見ですが‥。
その中でも、
『ディストラクション・ベイビーズ』は‥
改めて冷静に考えても‥別格でした。
(過去のBlogでも何度か触れていますが)
改めて読み返して見ると‥偶然にも、
に触れていました(苦笑)。
よっぽど好きなのでしょうね。
ちなみに‥ですが、
にも池松壮亮さんがチョイ役で登場します。
チョイ役ですが、圧倒的な存在感です。
そんなこんなで
ドラマ『宮本から君へ』、
‥楽しみです。
さらに‥
あまり期待はしていませんが、
今回が初お芝居という、
華村あすかさんにも注目しています。
(華村あすかさん)
最後に再び、
インタビューから‥。
〜いまの日本映画やドラマを浴びて生きていく人たちがいるじゃないですか。そういう人たちに対して、生半可な気持ちで作品に携わってはいけないという思いが強くなってきたんです。少なからず僕は、仕事として、お金をいただいているわけです。それは非常にありがたいことですけど、「こういう作品を提供していいのか?」と考えるときや、「もっと社会の一員としてやるべきことがあるんじゃないか?」と思うときもあります。
是非、
インタビューの全文を
読んでみてください。
グッときます。
さて、
作業に戻ります。