昨日から再び右手首に違和感が…再び腱鞘炎です。
マウス中心だった操作から、
トラックパッド中心になった事が…原因だと思います。
今日はPC作業から少し離れ、録画しておいた
震災関連の番組をチェックしていました。
NHKスペシャル
『"災害ヘリ"映像は語る 〜知られざる大震災の記録〜』。
東日本大震災を空から記録した膨大な映像がある。
自衛隊や国土交通省のヘリコプターが撮影した被災直後の動画や、
宇宙から撮影した人工衛星の画像など。高い場所から現場を俯瞰し、
客観的に事象を捉えたこれらの映像は、人類が大震災と巨大津波を初めて
「空から見た」貴重な記録だ。その価値に気づいた研究者たちが
体系的に解析したところ、大震災の知られざる真実が浮かび上がってきた。
巨大津波が見せた予想外の動き、3日以上延焼し続けた「津波火災」の知られざる実像…。
番組では、そこに映る人々の証言も交えながら、あの日の真実を導き出し、減災へのヒントを探る。
あの日、リアルタイムで観ていたあの津波の映像…。
正直…もう観たく無いのですが…そう言っていられませんので。
番組を観つつ、メモをした一部です。
・津波被害は、1〜2メートルのわずかな標高差でかなり異なる。
日頃から標高図、等高線図、川の流れを理解する事(昔、川だったところも含め)。
自分が居るところの標高がどのくらいか?近くに高いものがあるか?
考えてトレーニングする事で対処法(避難方法)が変わってくる。
・ヘリが目的地を発見しやすいように、建物の屋上などに名称を書く『対空表示』。
全国に広がりつつあるそうです。
前者は地図や地形好きな方はクリアー出来そうですが、
その手の物にあまり興味がない人には難しいかなと感じました。
国土地理院のHPに『標高がわかるWeb地図を試験公開』とあります。
「〜マウスをクリックするだけで知りたい場所の標高がわかります」
資料の一部です。
お時間がある時にでも、是非、右クリックでチェックしてみて下さい。
土地や家、マンションなどを購入する時にも役立つと思います。
---> http://www.gsi.go.jp/johofukyu/hyoko_system.html
また等高線図に関しても様々なHPがあります。
---> http://watchizu.gsi.go.jp/
話しは少し反れますが…。
私が生まれ育った町も、昔、洪水被害がありました。
それは昭和22年9月、キャサリン(カスリーン)台風の時です。
もちろん私は生まれていませんが、親父から聞いた事があります。
その影響で、今の実家は道路よりやや高い位置に建築したとの事です。
(祖父や親父が、建築関係の仕事をしていたので…。)
少しでも災害から逃れる為だと。
おそらく、以前、親父が住んでいた家は、その台風で被害にあったのだと思います。
他にも亡くなってから気付いた事が…。
台所などに沢山の水がペットボトルなどに入れて常備してありました。
新聞紙や布で覆われていたので、あまり気にした事は無かったのですが、
親父の死後、母親に「これって…?」と話、見せてもらい、
これが非常用、災害時用の水だと知りました。
震災直後だったので、ぞわっと鳥肌が立ちました。
「親父は、ず〜っとこれを備えていたのか…」と。
学校にも行けず、ひらがなすらまともに書けない親父ですが、
政治経済や歴史に関しては異常に詳しかったです。
終戦、戦後から、洪水を幼い頃に経験し、
独自に色々と勉強していたようです。
周囲からは「変わり者」呼ばわりされていましたが、
家族や母親へ対しての愛情は負けていなかったと思います。
もう少しで親父が亡くなってから3年です。
その間に色々な事を考え、自分を見つけ直すと、
親父の濃厚なDNAが組み込まれている事を再確認します。
死ぬ程憎かった時期もありましたが、
亡くなってしまえば、その憎しみも虚しいだけです。
喧嘩も親孝行も、その相手が生存している間だけ…です。
もちろん、愛情だけでは家族や大切な人を守る事は出来ません。
しかし、知識があるのと無いのでは命を分ける時があります。
そしていつまた起きる災害に備える事。
食料や水などの物資だけではなく、
知識も蓄え、備える事が大切です。