大飯原発フル稼働関連のトピックが続きますが、
その裏で火力発電所を停止させる動きがあるそうです。
原発に代わり夏場の電力供給を担う火力発電所の運転停止が相次いでいます。
節電一週目の2日から6日にトラブルで停止したのは
関西電力の姫路第二発電所四号機(兵庫県姫路市、45万キロワット)など4基。
火力発電は老朽化した設備が多いこともあり、昨年7〜8月は少なくとも20基がトラブルで停止しています。
(今夏は全国の原発がほぼすべて停止しています)
これを踏まえて、こちらの記事を読んでみます。
▼『大飯フル稼働 火力8基停止 関電に怒り “電力不足ウソか”』
しんぶん赤旗 2012年7月8日(日)
多くの国民が連日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に強い反対の声をあげる中、
関西電力は再稼働を強行、5日には同原発3号機が発電を再開、送電も始まり、
9日にはフル稼働する見通しです。
こうした中、“フル稼働すれば、代わりに燃料費が高い火力発電所を8基止める”と一部で報道され、
国民から大きな怒りがあがっています。
関西電力の「需給予想」によると、9日の需要を2080万キロワットと予測。
それにたいする総供給量は、大飯3号機の再稼働で118万キロワットを得ることができ、
火力や水力などを合わせて2434万キロワットになると試算。
電気使用率は85%にとどまり、「安定」としています。
このため、現在もっとも供給力の大きい火力発電(9日の試算は1088万キロワット)を
一部停止しても「安定」供給が可能という計算です。
報道を知った大阪市民からも
「大飯再稼働は関電の利益が目的だった。これで電力不足は全くのうそであることが明らかになった」
「詐欺かペテンか。あまりに腹が立って言葉がみつからない」との憤りの声があがっています。
関電は、先週から各家庭に「万が一の場合は計画停電を実施」というはがきを
各家庭に送りつけてきています。顧客に「節電、節電」と脅しかけながら、
やっていることは自社のもうけのための「節約」以外のなにものでもありません。
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「火力発電所を8基止める」という報道の出所が明確にはなっていないのですが、
大飯原発フル稼働前に、火力発電所トラブルの記事を読んだ時に、
『何故、このタイミングで?』、『"原発の方が安定供給出来ますよ〜"と、言いたいの?』と思っていました。
あながち、、、外れてなさそうです。。。
また、火力発電などの経費、関西電力の懐事情に付いての記事も見つけました。
参考までに。
読売新聞によると、停止予定の火力発電は合計384万キロワットである。
ゼニ儲け第一だから優先的に止めるのは、燃料費のかかる石油火力だと想定する。
1万KWあたり必要な重油は1400リットルといわれるので、
384万×1400万=53億7600万リットルの重油を減らせる計算となる。
重油価格は、現在1リットル77円ほどなので、これで計算するとおよそ4139億円の
燃料費を削減できるという勘定になる。
これは燃料費だけで人件費は考慮していない。また原発もタダで動くわけではない。
あくまで参考程度にとらえてほしい。
さて、関電は前期3000億円の営業赤字で、2500億円の純損失だった。
火力を8基止めるだけで約4000億円の経費削減だから、これだけで黒字化達成となってしまう。
夏本番になったらまた稼働させるのかもしれないが、
とりあえず関電にとって喜ばしいことには変わらないだろう。
リストラ・給与カット・不要資産売却(PR館や関電病院などけっこうある)・
配当停止(1株あたり6000円も出している)など過酷な合理化を免れることができたのだ。
なにより背後にいる銀行など金融家たちもホッと胸をなでおろしているに違いない。
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この件に関しては、もう少し調べてみます。
しかし、マネー、マネー、、マネー!!!って、感じです。
うんざりしますね〜。
ちょっとオマケですが、姫路第二発電所のイメージキャラクターが存在していました(苦笑)。
ひめちゃんと、つのくん、、です。
こんなキャラクター、必要ですかね(苦笑)?
さて、ちょっと遅くなりましたが、夕飯の用意でもします。
急遽連絡があり、友人のkazが、夕飯を食べに来るそうです。