opuesto / Tate’s Official Blog

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原発事故の汚染

遅めの昼食を作り食後に少し休憩しつつテレビをつけるとNHK
『ろーかる直送便 東北Z「サンドウィッチマンのどうなってる?原発事故の汚染物」』
と、いう番組が流れていました。

初めて見ました。

15:15〜16:00の放送だったのですが私が見たのは終わりの15分くらいです。

東北で起きている大切な問題をサンドウィッチマンととことん考える番組。
今回のテーマは原発事故で汚染された土や廃棄物の処分について、
住民の安心と安全を守るために福島県内各地で行われている除染
事故から何年以上過ぎた今でも汚染物の最終処分場は決まっておらず、
公園などに山積みとなっている。最終処分場の候補地となった町の住民からは、
風評被害などを懸念する声が上がっている。原発事故によって汚染されたものを
どう処分していくか考える。最も多いのが除染ででる土壌や廃棄物、他には指定廃棄物、
対策地域内廃棄物など。東北で大量の汚染物を抱えるのは、福島は3500万トン、
宮城は数万トン、岩手は2.5万トンの3県。

この手のニュースは本当に減ってきていますが…

福島県内の汚染物の量は、2800万立方メートル(国試算・中間貯蔵施設の搬入量)。
最長30年に渡って汚染物を保管する中間貯蔵施設を福島第一原発の周囲に建設、
最終処分場が決まるまで安全に貯蔵する。問題として、中間貯蔵施設建設に
必要な16平方キロメートルの用地確保。県と原発が立地する2つの街は施設の
受け入れを表明。土地の地権者から用地を買い上げたり借り受けたりする交渉は
始まったばかりで難航が予想される。仮に3年間で運搬を終える場合、
必要なダンプカーは1日2000台。また最大の問題は最終処分場の場所で
全くめどがたっていない。

立命館大学・安斎育郎名誉教授、大阪大学・八木絵香准教授がスタジオ解説。
3500万トンの廃棄物を中間貯蔵施設に運搬するのに予測で1日に2000台の
ダンプカーが必要、平均で45秒に1台、汚染物を積んだトラックが必要。
また運搬するトラック運転手も被ばくする可能性もあり、道路も汚染されているため、
運転する人への遮蔽の問題も考えなければいけない。一番問題になっているのは
セシウム137という放射性物質半減期になるまでの時間が30年ちょうどと言われている。


環境省のHP『中間貯蔵施設について』から)


私が見ていたセクションでは、膨大な量の汚染物をいかに軽量化するかを話していました。

セシウムを取り除いた土などを圧縮しペレット状にしたり、
コンクリート並みの硬さにし再利用する技術などが開発、実験されています。

そうする事により貯蔵施設の広さを軽減出来るとの事でした。

「確かにな…」と。

3年半以上が経過し、野ざらしにされている汚染物を入れている袋などの
破損も問題になっていますが、汚染物が近くにない人達には他人事に
なってしまっているような気がします。

ここが問題です。

番組の最後にサンドウィッチマンの伊達さんが言っていましたが、
「この問題は今も世界が注目している。もっと日本全体で考えて欲しい。」と。
※多少言葉や言い回しは違いますが、ご了承ください。

同感です。


予算の問題も、もちろん取り上げられていましたが、
東京オリンピックへの投資、その経済効果が見込めると言うのであれば、
そのお金を本気で復興へ使って欲しいと思います。

思いますと、言いますか…そうすべき問題です。


相変わらず、先生方の優先順位が分かりません。

ご存知の通り…
大臣はころころ変わりますし、誰が責任を取るのかすら、
うやむやになっているのが事実です。

無責任極まりない話が当たり前になっている事が恐ろしいです。


未だに仮設住宅で暮らす方々、故郷へ帰れな方々…。

個人で何か出来ないのであれば、現状を知り、
この手の問題を忘れないで下さい。

セシウムの問題だけでも約30年、
さらに廃炉の本題は長期化する事は間違いないです。

それを…忘れないで下さい。