昨日、第16回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」を受賞された、
脚本家、一色伸幸氏の事に触れましたが、
昨夜、あるドラマを観ていてふと思った事がありました。
昨日のドラマというのは『紙の月』です。
『紙の月』は、角田光代さん原作のサスペンス小説で、
主演は原田知世さん。ちなみに脚本は篠崎絵里子さんです。
ドラマ『ラジオ』にも出演されていた西田尚美さんも。
西田尚美さんは好きな女優さんの1人です。
ドラマや映画を観る時の癖として、
その台詞はもちろん、テンポ+間、カット割り、
カメラアングルなどを気にしつつ、作り手の立場から観る事が多いです。
そうする事によって「誰が脚本?監督、演出?」など裏まで楽しめます。
表は出演者、役者さんたちです。
アカデミー賞前のこの時期は特に色々と考えます。
主演男優賞、主演女優賞も、もちろんですが、
やはり裏の方々があってこその受賞です。
どんなに有名な役者さんでも、そのお芝居が酷ければ、
脚本が台無しになります。
生かすも…殺すも…。
脚本が生きる、評価されるという事は、
その配役や個々の役者さん次第だという事を改めて感じました。
当たり前の事ですが、チームで1つの作品を作り上げているのです。
ドラマ『ラジオ』に関しては散々このBlogでも書かせて頂きましたが、
本当に全てが完璧だった作品だと思います。
一色伸幸氏が受賞したのも、スタッフや役者さんがあってこそです。
もちろん、一色伸幸氏はそれを十分に理解していると思います。
表があれば裏があります。
表ばかりにスポットが当たりがちな時代ですが、
裏方さんの事を考えつつ、作品に触れて欲しいなと思いました。
それは、音楽業界も同じです。
CDをリリースする事も、イベントを開催する事も同じです。
1人では出来ません。
ですが…裏方さんの事を忘れやすい輩が増えています。
感謝の気持ちを言葉にして伝える事。
本当に大切だと思います。
少し話しが脱線しましたが、
そんな事を考ていたので、昨日のBlogの補足とさせて頂きます。
NHKのドラマばかり取り上げていますが、
元々NHKは大嫌いでした。
でも…民報の作品と比べてしまうと、どうしても…。
もちろん予算が桁違いなので仕方が無いと思いますが、それでも…と。
最後に…。
同時に今放送中の尾野真千子さん主演の『足尾から来た女』。
こちらも凄い作品になっています。
私の実家近くの話なので、さらに勉強になります。
尾野真千子さんは、満島ひかりさん同様、本当にモンスターです。。。
さて、作業に戻ります。