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福島第一原発の冬

ここ数日、全国各地で寒さがさらに厳しくなっています。

東北を中心として心配ごとは山積みですが、そんな中、福島第一原発の冬に関しての記事です。

メモしておきます。

『冬本番 福島第一 冷却ホース凍る恐れ』
東京新聞 2011年12月26日 朝刊

本格的な冬の訪れで、福島第一原発の「冷温停止状態」を保つのに不可欠な塩化ビニールホースに、
凍結やそれに伴う破裂などトラブルへの懸念が出ている。タービン建屋から高濃度汚染水を移送して浄化、
その水を原子炉の冷却に使用−。水の循環に使われているホースは全長十数キロに及び、
破裂すれば汚染水が漏れることになるため、東電も対策を検討している。

東電によると、循環式の冷却には、一部は鋼管が使われているものの、大半は塩ビ製のホース。
ほぼ全てが野ざらしで地面に置かれている。

原子炉に注水している部分は、常に水を流しているので凍る危険性は低い。
しかし、汚染水を浄化システムまで運んだり、浄化した水をタンクに運んだりする部分は、
処理の進み具合に応じて水の流れを止める。

この時期、福島第一近辺では、ほとんどの日で気温が氷点下にまで下がる

もし、ホース内の水が凍れば、汚染水を移送する際に詰まった箇所に圧力がかかってホースが破裂し、
放射性物質を含む水が漏れたり、移送できずに一時保管する建屋で水があふれたりする恐れがある。

東電は凍結対策として、低濃度汚染水のホースでは「必要に応じて断熱材を巻く」としているが、
具体的な箇所や時期は未定。

高濃度汚染水を流すホースは人が近づけないほど放射線が強く、作業は困難だ。

ホースは一般的に販売されている製品。東電は「通常の気象条件なら大丈夫」と説明するが、
メーカーの説明書には、耐えられる温度の下限は零度かマイナス五度までと書かれている。

福島地方気象台によると、福島第一に近い浪江町の観測所で今年一〜二月、
最低気温が零度を上回ったのは五日間しかなく、マイナス五度以下の日は十五日間もあった。

東電の担当者は「状況を見ながら順次、対策を進めたい」としているが、
凍った場所を特定するのは容易ではない。異常があった際は、見回りで見つけるしか方法がなく、
装置の安定稼働にはまだ課題が残っている。
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これも急務です!

ただ、どれだけ漏れても、国はその汚染をカウントしないので、公表するかどうかも不明です。

本当に、ずさん過ぎます。。。


先日、INOMATA氏から、例の鈴木智彦著『ヤクザと原発 福島第一潜入記』を借りました。
急いで読みます!