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被災地の図書館

『図書館』というキーワードで、2つのトピックをご紹介させて頂きます。

▼『仮設住宅近くに待望の図書館』
NHK 7月10日 14時42分

震災による津波で町内にあったすべての図書館が流された宮城県南三陸町で10日、
新しい図書館が仮設住宅の近くにオープンしました。

宮城県南三陸町では、津波で町内にあった3つの図書館が全壊して、およそ3万冊の本が流されました。
このため、民間団体が仮設住宅で暮らす人の心のよりどころにしてもらおうと、
2000万円を支援して新しい町立の図書館が建てられました。

10日午前10時にオープンを迎えると、早速、近くの仮設住宅で暮らすお年寄りなど10人が訪れ、
編み物や料理の本を手に取って談笑しながらページをめくっていました。

図書館には、各地のボランティアなどの支援で集められた絵本や歴史小説など、
およそ2000冊が置かれています。
今後は、映画鑑賞やインターネットの利用ができる多目的スペースを設けて、
住民が集まることの出来る場所にしたいとしています。

仮設住宅に住む73歳の女性は「新しい図書館は仮設住宅から近いし、本の数もたくさんあっていいですね。
私は農家なので、農業の本を読んでみたい」と話していました。

南三陸町では、図書館の蔵書をできるだけ早く震災前の3万冊に近づけて、
より多くの町民に本に親しんでもらいたいとしています。

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(撮影:高橋智史〜震災後、図書館がなくなってしまった子どもたちは、移動図書館が巡回に来るたびに熱心に本を読んでいました)

もう1つは、『いわてを走る移動図書館プロジェクト』です。
こちらは、公益財団法人シャンティ国際ボランティア会が中心となって進めているプロジェクトです。

図書館は本を読むだけの場所ではなく、情報センターとしての機能、
コミュニティセンターとしての役割があります。

ただ今回の震災で、市や町の図書館が大きな被害を受け、
いまだ再開のめどが立たっていません。

そんな中、本を読む機会、おしゃべりをしたり雑誌などを読みながら情報にふれる機会、
そしてみんなで集まる場になればという願いから、
岩手を走る移動図書館プロジェクトがスタートしました。


津波の被害にあった陸前高田市立図書館)


支援方法も募金などだけではなく、
「イベント企画」や「本を売って被災地の移動図書館を応援しよう」などなどです。

是非チェックして下さい。


日々不要な話題のニュースが多く、こうした被災地のトピックは、
自分から探さないと、なかなか分からない状況になっています。

可能な限り、こうした被災地に関するトピックも見つけて、今後も紹介していきます。