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宮城県大雨特別警報と政府の対応

昨日の夕方、ニュース番組の中で「この後は東北で雨が強くなる」と。

調べている間に「特に宮城県は危険かも‥」と素人ながら感じつつ、
仙台在住の友人に連絡を入れていました。

その後、どんどん雨雲が流れ込み、ざわざわしていました。

そして、深夜3時20分頃、宮城県に大雨特別警報が。

まだ起きていましたが、ぞわっとしました。

その直前、仙台市内を流れる河川に緊張が走り、さらにざわざわしました。

2時20分頃、富谷町三ノ関(右岸)付近吉田川にはん濫発生情報が発表されました。
(富谷町は仙台市の北隣に位置する町です。)


深夜の災害は本当に怖いですし‥。


現在の状況の一部です。

国土交通省などによりますと宮城県大崎市を流れる渋井川は、11日午前、
古川西荒井地区で堤防が決壊して氾濫したほか、宮城県を流れる吉田川とその支流は、
富谷町と大和町で水位が上昇して水があふれ、
周辺の地域が水に浸かっているのが確認されました。


警察庁によりますと、台風18号や台風から変わった低気圧の影響による大雨で、
11日午前11時半現在、3人が死亡、10の県で28人が重軽傷を負ったということです。
一方で、鬼怒川の堤防が決壊した常総市での被害の全容は確認できていないということです。


昨日の茨城市常総市で鬼怒川の堤防が決壊する前、
10時30分頃官邸入りした総理のコメントに驚きました。

わずか数十秒。あっさりしていました。

「今後も地域が経験したことがないような大雨が降り続く恐れがあります。
政府一丸となって、人命の安全確保を第一に災害応急対策に万全を期して参ります。」

ほぼ一言です。

「えっっ、災害対策本部は? 設置しないのか?」と本気で驚きました。

例の法案の事で頭がいっぱいなのかなと(苦笑)。


18時すぎに動きがありました。

自衛隊トップの河野統合幕僚長は、今回の大規模な大雨被害で被災した住民の救助と捜索のため、
自衛隊のヘリ12機を派遣し、災害支援活動を行う方針を明らかにしました。

他、自民党は10日午後、稲田朋美政調会長を本部長とする
「平成27年台風等による災害対策本部」を設置し、今後、政府と連携して対応すると。


そしてやっっと、今日になって‥

林芳正農林水産相は11日、閣議後の会見で、関東地方などで台風18号などの影響による
豪雨の被害が出ていることを受け、午後に緊急災害対策本部を設置することを明らかにした。

13時30分から「台風18号による大雨被害に関する農林水産省緊急自然災害対策本部」が
非公開で会議されているようです。

関係閣僚会議で総理からの言葉を受けて、林芳正農林水産相


総理がトップに立たない緊急災害対策本部?

少し曖昧な記事ですが、メモしておきます。

▼『安倍首相 被災者の救命・救助に万全を』
NHK 9月11日 12時07分

記録的な大雨によって宮城県を流れる渋井川の堤防が決壊するなど、被害が拡大していることを
受けて、安倍総理大臣は関係閣僚会議で、今後さらに被害が拡大するおそれがあるとして、
被災者の救命・救助などに万全を期すよう指示しました。

記録的な大雨によって、茨城県の鬼怒川で堤防が決壊したのに続き、宮城県の渋井川の堤防が
決壊するなど、被害が拡大していることを受けて、政府は11日昼前、総理大臣官邸で、
安倍総理大臣や山谷防災担当大臣らが出席して関係閣僚会議を開きました。

この中で、安倍総理大臣は「今回の大雨は東北地方にも及び、宮城県でも河川が氾濫するなど
被害地域が拡大している。政府の総力を挙げて対応するよう指示する」
と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は、国民の命を守るため、引き続き政府一丸となって
被災者の救命・救助に全力を尽くすこと、住民の避難が確実に行われるよう万全を期すこと、
それに被災自治体と連携し、必要な物資の確保や医療の提供などに関係機関が
一体となって取り組むことを指示しました。

昨日の『首相動静』を調べてみると、
普通にお忙しかったようですが、が、が、遅いです。

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追加更新 16:00

▼『川の決壊7か所 24か所で水あふれる』
NHK 9月11日 15時29分

国土交通省が、11日正午現在で各地の被害をまとめたところ、合わせて7か所で川の堤防が
決壊したほか、茨城県や栃木県を中心に24か所で川の水があふれ、
浸水の被害が出ているということです。

このうちきのうからきょう午前にかけて堤防が決壊したのは、宮城県大崎市の渋井川、
茨城県常総市の鬼怒川、茨城県古河市宮戸川、西仁連川、飯沼川、栃木県那須塩原市の箒川、
栃木県さくら市の荒川の、合わせて7か所です。

このうち常総市では、浸水した範囲は調査中ですが、大崎市ではこれまでに、
およそ2100ヘクタールで浸水が確認されました。

また、堤防は決壊していないものの、川の水があふれ、浸水の被害が出た地域は、
宮城県大和町の吉田川、茨城県結城市の田川、栃木県鹿沼市の小籔川など、茨城県や栃木県を
中心に合わせて24か所となっています。

また、関東甲信や東北など13の都と県の合わせて52か所で、がけ崩れなどの土砂災害が
確認されたということです。復旧のため、国土交通省茨城県常総市にポンプ車74台と
職員157人を派遣し、浸水した地域で、順次、排水作業にあたっています。

今、作業の合間に関東平野の河川の歴史をちょっと調べています。

そこから今回の鬼怒川の決壊が少し見えてくるような気がします。