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「心臓が締め付けられる思い」

地震の記事です。

メモしておきます。


▼『福島からの避難者「心臓が締め付けられる思い」』
読売新聞 4月13日(土)14時6分配信

18年前の阪神大震災被災地を、再び、激しい揺れが襲った。
13日早朝に兵庫県・淡路島付近を震源に起こった地震は、
近畿地方阪神以来となる震度6クラスを観測し、
同県や大阪府などで20人を超える負傷者が出た。


「また、こんな恐怖を味わうなんて……」。島に、街に、サイレンが響いた。



揺れが襲ったのは、18年前とわずか13分違いの午前5時33分。

阪神大震災で母・美恵子さん(当時66歳)を亡くした
兵庫県淡路市の学校事務職員志田智子さん(58)は、
自宅2階で寝ていたが、激しい横揺れに跳び起き、頭を抱えてうずくまった。

1階にいた夫・啓治さん(64)が「大丈夫か」と呼びかける声に「大丈夫」と
返事したが、震災の記憶がよみがえり、金縛りに遭ったように動けなくなったという。
自宅に被害はなかったが、南海トラフ巨大地震への備えが話題になる中、
「こんなに早く大きな地震が来るとは思ってもいなかった。
対策を取っておかなければ」と話した。

阪神大震災で長男(当時10歳)が犠牲になった兵庫県西宮市の元高校校長、
和泉喜久男さん(62)は、自宅寝室で妻と揺れがおさまるのを待ちながら、
もっと大きな揺れが来ないか不安で仕方なかったといい、
「まざまざと震災の日を思い出した」と振り返った。

一方、東日本大震災後、宮城県女川町から神戸市須磨区に夫と避難してきた
高嶋光子さん(69)は、「まさか神戸でも地震に遭うとは……」。
福島県浪江町から同区に家族5人で避難している橘川正樹さん(39)は
「揺れは東日本と比べれば小さいと感じたが、緊急地震速報が流れた時は、
恐怖で心臓が締め付けられる思いがした」と語った。