この数日間、暖冬だったことが嘘のような寒さになっています。
寒ければ温かいものを欲するのは当然ですが、
急激に冷え込むと何を食べたら良いのか分からなくなる時があります。
所謂「身体と対話が出来ない」。
昨日がまさにそんな日でした。
身体との対話がスムースに行く時は体調も良いです。
悩みに悩んでテレビをつけたら『ケンミンSHOW』が。
その中で「せり鍋」という聞きなれない鍋を紹介していました。
芹といえば、七草粥の中に入れる程度の発想しか思いつかず、
あえて芹を買うことはほとんど無いのが現状でした。
ただ、香りが強くクセの強い野菜が好きなので、早速買い出しへ。
冷蔵庫の中の食材と照らし合わせつつ、まずは‥
ちりめんじゃこと鬼おろしの中に刻んだ芹と水菜を。
鬼おろしの食感と芹の食感、相性も抜群ですし、香りも最高でした。
メインは、芹を大量に使った豚しゃぶ。
(2016年01月14日 鍋〜iPhone)
出汁は、昆布、お酒、カツオ、鷹の爪、出汁醤油。
そこに軽く低温で炒めた玉ねぎと人参を入れてベースを作ります。
※この低温で炒めることもポイントの一つです。
低温調理に関しては、またいつか触れさせて頂きます。
興味がある方は是非検索してみてください。目から鱗ですので。
玉ねぎを炒めて鍋の出汁にする方法は、ちゃんこ鍋にも使われる技法ですが、
この一手間が鍋のレベルをグンっと引き上げてくれます。
そこへ芹、水菜、えのき、もやしなどを入れて食べてみましたが、
最近作る鍋の中でも一番の美味しさでした!
野菜を豚肉で巻くのもよし、出汁の昆布で巻くのもよし。
お好みで黒胡椒を‥‥思い出しただけでも、ヨダレが出ます。
芹。
しばらくハマりそうです。
芹の栄養・効果を調べてみました。
せりは、鉄、食物繊維を含み、貧血や便秘に効果があると言われています。
香りの元となっているセリ精油成分には、保温効果や発汗作用があって、
冷え性に効果があると言われています。
ビタミンCも含んでいて、抵抗力をつけることから、カゼに有効であるとされています。
その他、解毒作用があったり、血圧を上げないための健康維持に良いと言われています。
黄疸、高血圧にも効果があるとされています。
バッチリです。
旬な野菜を旬な時に食すことが一番の健康方法です。
”◯◯が体にいい!ダイエット効果が期待できる!”
と、メディアが煽り、右往左往する人も多いですが、
旬なものを食べるだけで十分なのです。
ただ‥野菜は安くないですし、価格も不安定です。
逆に言えば、”野菜は高い”というイメージがあります。
数ヶ月前にこんなニュースが‥。
厚生労働省が「国民健康・栄養調査」の結果を報告。低所得者層は「時間的・精神的」に
余裕がなく食事栄養バランスが偏りがちなので気をつけて欲しい。
この発言は一部で問題になりましたが、分から無い話でもありません。
安くて手軽に食べられるものに走りがちです。
それも仕方が無いのですが、安くて手軽なものは粗悪なものが多いのも事実です。
妙な病気になりたくない人、少しでも生きたい人は、
やはり注意するべきだと思います。
”あなたは、あなたの食べたもので出来ている”
もこみちさんがCMで言っているキャッチコピー。
その通りです。
日々口にしているもので、身体は出来ています。
バランスが崩れれば、精神も病んできます。
どこかの偽ライターが書きそうな文章が続いていますが、
仕事が忙しくなり、食生活が乱れ、最終的に精神を病んでしまった
私が言うので、少しは信じてください。
そして、今でも自分の身体を使い、人体実験を繰り返しています。
手遅れになる前に、頭を使って食事をとりましょう。
病気も同じです。
自分が病気にならないと分からない人がほとんどです。
人間はそういう生き物、馬鹿なのかも知れませんが、
防げることは防ぎましょう。
手遅れになる前に‥ですよ。
ちなみに、昨日購入した芹は一束、150円くらいでした。
満足度と栄養バランスを考えれば安いと思います。
旬な時(1月から4月頃)に是非食べてみてください。
もちろん嫌いな方は無理なくで。
食べて改めて感じたことは、パクチー好きにはたまらない香りと味でした。
コラムっぽいBlogになってしまいましたが、
このBlogを読んでくれている、不特定少数の方々には、
少しでも健康でいて欲しいと‥。
沢山の人をターゲットにするのは難しいことですし、
少しでも何かのキッカケになればいいなと、今年も思います。
さて、作業に戻ります。