フジテレビの深夜番組『真夜中』が終了し、
昨夜から新番組『白昼夢』がスタートしました。
真夜中の終わり、新しい光。
それは白昼夢。
真夜中が終わりを告げ、
新しい朝を迎える。
現実味を帯びた非現実。それを白昼夢と呼ぶ。
すべて幻。
白昼夢のはじまり。
真夜中は・・・、続く。
MCも代わり、
いとうせいこうさん(56)と
NGT48の中井りかさん(20)が
務めることになりました。
ちなみに‥
中井りかさん‥
初めて知りました。
冒頭のメッセージと
相変わらずの選曲。
”What's going on〜What's going on?”
シビれました。
番組内の、いとうせいこうさんの
messageがグッときましたので、
休憩中に軽く文字起こしを‥。
『白昼夢』〜「大人修行」の旅〜
フジテレビ 2018年10月16日 第1回放送
・NGT48 中井りか(以下:中井)
・いとうせいこう(以下;いとう)
中井:
二十歳の時、
私今二十歳じゃないですか、
何考えていましたか?
いとう:
二十歳の時‥
丁度大学に入るぐらいだから、
兎に角面白いことはしたいなと思っていました。
なんかこう・・”いとうは面白いよな”って
言われることだけが原動力っつうか、
それ以外なんにも、
なんにも目に見えなかった。
あとよく物を見ていました。
丁度僕が大学入った時は、いろんな新しい劇団が
立ち上がってた時、小劇場ブームというのがあって
野田秀樹さんとか第三舞台っていうね鴻上尚史っていう人がやっているね、
いろんな物が立ち上がっていたから
芝居も見ていたし、名画座っていう安いお金で
三本くらい見れる映画館に行って、名画を見て、
美術館に美術があれば美術を見に行って‥
すんごい見ていたね、それで、俺、未だにその時の見た物で
暮らしているんだよね、知識で。
・・大事だよだから今。
中井:
そうですよね。いろんな物見た方がいいですよね。
いとう:
見た方が、。回り回って得。
りかちゃんは、”住みたいっ!”とか
”欲しいっ!”とかそうなんじゃん。
それでいいんだけど、本当に欲しかったら
違うやり方ですごい好きになってみないと、
ひょんなことから手に入る場合もあるじゃないっすか
そういう物が、とか、
仕事にも有益にですよね、あの人変なことを良く
知ってんだよねとかいう。
それ大体、二十歳の頃の知識ですね。
中井:
すんごい。それ無いかもしんない、りかには。
いとう:
ん・・無いね。
中井:
(笑)
いとう:
(苦笑)
中井:
無いですよね。
いとう:
いいんじゃないこれから追っかければ。
中井:
(うん)
いとう:
どうしてもこの漫画が好きなんだ
どうしてもこの本がいいんだよな〜とか。
中井:
なんか一つのことに、のめり込むタイプなんですよ。
いとう:
あ〜そうなんだっ、あっ、そうなんだ!
中井:
だから、”アイドル”だったら”アイドル”しか見えなくなっちゃって、
他のこととかどうでもよくなちゃうんですよ。
いとう:
”アイドルっ”の為に、いろんな世界の映画を見て
役者の演技の仕方を知って、いた方がいいよね。
中井:
確かに。
いとう:
他のアイドルより前にいけない?
妙に美術を知っているとかって、
じゃあ、衣装のことを考えているあの子、
ちょっと違うんだよな〜って言った方が目立たない?
それは結局、生き抜くアイドル、
そっちになるんじゃないの?
それは俺の‥俺が騙してんのかな?
中井:
いや、そうだと思います。
いとう:
中井りかを。
中井:
(笑)
いとう:
(笑)
中井:
そんなことないです。
いとう:
俺は何にも分からないから、アイドル界のこと。
この何年かが、に、溜まったものが、
次の十年、十五年くらいを生きるための燃料になるから‥ね。
すごい‥頭冴えてるから、まだ若いから。
中井:
えっ、ほんとですか?
いとう:
俺、なんも覚えらんないもん、もう(苦笑)。
56歳のいとうせいこうさんが、
20歳の中井りかさんに‥。
じじいの小言に聞こえるかも
知れませんが、
〜この何年かが、に、溜まったものが、
次の十年、十五年くらいを生きるための燃料になるから‥ね。
このmessageは‥
とても共感が持てました。
そのまま文字起こしをしたので、
日本語が妙ですが、整理すると‥
〜この何年かに溜まったもの(知識・経験として)が、
この先十年、十五年を生きるための燃料になる。
若い世代の人にはもちろんですが、
30代、40代、50代‥
全ての世代に言えることだと思います。
”一生勉強 一生青春” という
有名な言葉がありますが、
まさにその通りです。
ぼ〜っと過ごしたら、
燃料切れになります。
最後に‥
番組のエインドロール。
音楽:ヤン富田。
今後も楽しみな番組です。
さて‥
作業に戻ります。