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農林部会長と人事

今日明日は平均気温16℃くらいと、涼しいを通り越して寒く感じます。

湿度はありますが、風邪などに注意してください。


さて、またあの人のメモです。

興味が無い方々にはアレな話ですが、最後に何故この人を追うのか、
少しだけ具体的に説明したいと思いますので、お付き合い下さい。

▼『自民党小泉進次郎氏、農林部会長に起用へ』
毎日新聞 2015年10月15日 09時20分

自民党政務調査会の部会長人事で、小泉進次郎前復興政務官を農林部会長に
充てる調整に入った。党幹部が14日、明らかにした。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の大筋合意を受け、党内では農業対策の議論が
本格化する。農業分野の実績は乏しいが、復興政務官として被災地を回った経験や知名度を生かし、
農家や農業団体を説得する役回りを期待されての起用となる。

小泉氏は2013年9月に復興政務官に就任し、今月の内閣改造で退任した。

内閣改造では要職での起用も取りざたされたが、「まだ雑巾がけの期間がある」
などと語り、入閣を否定していた。


まず、農林部会ですが、これは自民党政務調査会の中の1つです。
政務調査会は、部会・調査会・特別委員会などから構成されています。
ここを掘っても複雑になり、訳が分からなくなってしまいますので、この辺で。

他、自民党は、TPPへの対策を検討する新たな組織として、
政務調査会の下に「対策本部」を設置することを決めたそうです。

ややこしくなりそうですね。


今回の人事も正直、お見事だなと感じました。

厄介な部署、クレームの多い部署に、
党の中でも人当たりが良く、人気のあの人を配置する方法‥流石です。

上記の記事にもハッキリと書いてありますが、
農家や農業団体を説得する役回りを期待されての起用」と。

TPPの影響で国内の農家や団体からの風当たりはさらに強くなります。

完璧に計算されていますね。


この人の動きや発言を追う事で、こうした人事のトリックも垣間見え、
上や裏の方々が何を考えているのか、この人を将来的にどうしたいのか、
どんな役割なのか、などなどが少しづつ見えてきます。


どんなタイミングで、いつ総理の椅子に座るのか‥。

その間に、どんなテクニックを使って国民を騙し続けていくのか‥
見守っていきたいです(苦笑)。



今回の内閣改造の人事でもう1人気になった人が入閣しました。

それは、河野太郎氏です。

自民党の中でも、比較的こちらサイドに居た人ですが、が、が、です。

国家公安委員長兼消費者及び食品安全担当大臣兼規制改革担当大臣兼防災担当大臣。

これだけ読むとまるで暗号です。

分かりやすく並べ替えてみます。

国家公安委員長
・消費者及び食品安全担当大臣
・規制改革担当大臣
・防災担当大臣

4つを兼務します。

しかも、国家公安委員長‥簡単に言えば警察のトップです。

入閣と同時にBlogやtwitterの更新がストップし、
さらに反原発、脱原発を訴えていたBlogの記事は削除されたそうです。

入閣直後の会見でも、
「虎穴に入らずんば虎子を得ず、しっかりとがんばります。」と。

なんだか完全に牙を抜かれれてしまったのかなと、がっかりしました。

たまたま昨日放送のNHK ニュースウォッチ9内で、インタビューされている
場面を見てしまいましたが、なんとも歯切れの悪い返しばかりでした。

「ん〜〜、飲み込まれたな‥」という印象を受けましたし、
以前、総裁選に出た事も触れ、総理の椅子を狙っている発言も。

万が一、河野太郎氏が総理になったとしたら、原発問題はどうなるのでしょうか?

ただ‥万に一つも無いと思います。残念ですが。


この人事はあの人とは真逆に、厄介者を黙らせる為の人事かなと思いました。

念願だった大臣のポストに置き、しかも国家公安委員長の役職も与え、
極上の飴の甘さで、ベロンベロンにしたような気がします。

これで完全に骨抜きにされてしまうのか、これも作戦なのかは、彼も追う必要があります。


この2人の人事に関して、菅官房長官が面白い事を言っていました。

今回の内閣改造で最も注目された進次郎氏の「入閣拒否」問題について。
実際はどうだったのか。

菅氏は「起用する構想自体、まったくなかった。小泉進次郎という政治家は、
自分でやっていきたい政策を持っている。いきなり、そういう(=異例の抜擢)形
で使うことは考えていなかった」と言い切った。

安倍首相が、進次郎氏に入閣を打診したとの一部報道についても、「ない」と完全否定した。
ただ、進次郎氏には期待しているようで、「彼は、あれだけ注目されても非常に謙虚だ。
党で下働きすることで、自然にみんなから推されてくる」と語った。

脱原発」を掲げ、政府に苦言を呈してきた河野太郎行政改革担当相の入閣は、
その意外性とともに、賛否両論の評価が寄せられた。

「安倍首相は、河野氏を党行政改革本部長に起用して、その仕事ぶりを注視していた。
首相は、党で汗をかいている人かどうかを、よく見ている。
意見が異なるのは原発だけだ。首相は彼の突破力に期待している」

※全文はこちら『菅官房長官インタビュー「組閣」舞台裏を激白 河野太郎氏起用の真意』をご覧下さい


まぁ‥官房長官の発言は、全く信用出来ないので、軽く流しておいてください(苦笑)。
この人が自分の言葉で本当の事を言う事はありません。それが官房長官ですし。


そんなこんなですが、この2人を追っていきたいと思います。



話は変わりますが‥
昨日、川内原発二号機が再稼働し、23時頃、核分裂反応が連続する「臨界」に‥。

福島の教訓はどこへ」と書かれた東京新聞の記事も意味深かったです。



真面目なBlogが続いていますが、
たまには少し艶っぽい話でも更新したいと思います。