opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

転換期

ここ数日、気温が不安定です。

インフルエンザも大流行中です。

みなさん、お元気でしょうか?



唐突ですが…ちょっと最近気になった事件が2つありました。
時代の流れといいますか、何か大きな転換期的な…。


1つは、23日の深夜に横浜市で起きたコンビニ強盗事件です。

コンビニ強盗と聞いて連想する犯人像はおそらく男性だと思いますが、
この事件は、女性だったのです。

〜女は40〜60歳くらいで身長約1メートル50。
フード付きの黒色ジャンパーに黒色ズボン姿で、白のマスクを着けていた。〜

女性がコンビニ強盗というのは、あまり聞いた事が無かったので…「ん…?」と。


もう1つは、27日昼すぎ、東京都多摩市の路上で、通行中の女性3人が、
若い女に相次いで顔を殴られけがをしたという事件です。

これも特殊なケースかなと思いました。

「若い女に〜」というのが曖昧かも知れませんが。

〜女は 20歳ぐらいで身長約 160センチ。痩せ形で白色のダウンを着ていたという。〜

それにしても…と。

横浜市のコンビニ強盗は金銭目当て。
多摩市のケースは、イライラしていたのか、
何か脱法的なもので飛んでいたのか不明ですが、
不穏な転換期を感じた2つの事件でした。



1986年に『男女雇用機会均等法』が施行され、
1997年の全面改正を経て、2007年に再改正されました。

施行から約28年。

女性の社会進出。

私の親世代からすれば、時代が一変したと思います。
それを知らない世代では考え方も異なります。

好景気に沸いたバブル期から崩壊、そして今。

「◯◯◯ミクス」という言葉に踊らされている一部の人達。
全くその恩恵を感じない貧困層

格差は痛々しいい程…露骨に広がっています。


大小問わず、犯罪には時代背景が見え隠れします。

それを少し考えていました。

ちなみに、2つの事件は今日現在、未解決です。



また27日放送の、NHKクローズアップ現代
あしたが見えない〜深刻化する“若年女性”の貧困〜』を見ました。

強烈な現実が映し出されていました。

こちらで番組の内容、映像がチェック出来ます。


私のような40代未婚の男が見て感じる事。
同性の女性が見て感じる事。
貧困とは縁の無い富裕層が見て感じる事。
(この層の人達が見るとは思えませんが…)
この番組を見たり、知る事すら出来ない、さらに貧困層の人。。。

もし、この番組の情報を知る事が出来る人達には、
一度、見て欲しいと思いました。

そして考て欲しいです。


話は反れましたが、女性による2つの犯罪。
そして時代の流れと一部の若年女性が抱える貧困の現実。

それらは無関係ではないと思います。


何かを反対し続ける事も大切ですが、
良い方向に改善する知恵を訴え続けていく事も…とても大切です。

クローズアップ現代に出演されていたゲスト、
臨床心理士鈴木晶子さんが番組の最後に言っていた事を転載します。

鈴木晶子さんは「一般社団法人インクルージョンネット」で、
若い困窮者の方の支援をしている臨床心理士です。


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Q. シングルマザーの抱える住まいや保育の問題 行政が解決すべき問題では?

鈴木さん:現状で言いますと、まず生活の保障がなされるものというと、
生活保護しかないのが現状です。それすらこのVTRのように、
申請を受け付けてもらえないというようなケースもあります。
また現在、生活全般にわたって、支援が縦割りになっているわけなんですけれども、
この性産業というのが、実際、職と共に、住宅であるとか、
夜間や病児の保育も含めた保育にまで、しっかりとしたセーフティーネット
なってしまっていて、じゃあ実際それが公的なところで、こんなに包括的な
サービスが受けられるかといわれると、そうではないというのがかなり、
現実なんじゃないかなというふうに思っていて、これ、社会保障の敗北といいますか、
性産業のほうが、しっかりと彼女たちを支えられているという現実だと思いますね。


Q. 貧困家庭の中から、新たな貧困が生まれる 連鎖をどう断ち切るか?

鈴木さん:まずやはり、教育ですね。
教育段階から支援の手を入れて、生活や就職、自立の支援をしていくことが
大切
だと思います。また、低所得者向けの住宅が貧困であるということも、
重要なポイントで、住宅政策を充実させる、これは実際公営住宅を増やすであるとか、
民間住宅を借りるときの保証や、初期費用を給付する
など、そうした保障も含めて
やっていかないと、なかなか皆さん、困窮世帯ではない家と、同じ土俵に立つことが
できないという状況があると思います。


Q. 高卒までに就職支援の在り方も、もっときめ細かく必要?

鈴木さん:地元の企業の雇用開拓からですね、きめ細やかなマッチングまで、
就労について、具体的な支援をしていけるような仕組みも必要だと思います。

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いかがでしょうか?

とても分かりやすい解説だと思いました。


この手のBlogは久々かも知れませんが、
思う事が多々あり、長くなりましたが書かせて頂きました。