24日(日)に放送されましたNHKスペシャル『新・映像の世紀 第4集
世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた』を休憩中に観ましたが、
とても強烈な映像と重く腹立たしい内容でした。
資本主義のアメリカ、社会主義のソビエト。冷戦時代、両陣営は激しいスパイ合戦を
繰り広げた。アメリカの諜報機関CIA、ソビエトの秘密警察KGB。諜報活動、
破壊工作、暗殺。米ソのスパイ合戦は空前の規模で拡大した。疑心暗鬼にとりつかれた権力者は、異常な監視社会を生みだし、人々の自由を奪った。
冷戦時代に東独の秘密警察シュタージが行った諜報活動の映像が公開された。夫婦が
お互いに監視し合ったり、親しい隣人を盗撮するなど、人間性破壊のおぞましい映像である。一方、アメリカでも同様のことが行われていた。国内にいる共産主義者を探し出すために、
盗聴、郵便開封、家宅侵入が行われた。また、CIAは秘密工作によって外国の反米政権を次々に転覆させた。
核兵器による恐怖の均衡が続く中、米ソは直接戦うことを避け、アジア、南米、
アフリカなど世界各地で代理戦争を繰り返した。
冷戦終結から25年、情報公開が進み、舞台裏の全貌がみえてきた。世界を秘密と嘘が覆った。
第3次世界大戦という破局に怯えた冷戦の時代を、スパイ戦という視点から見つめ直す。
今夜、2時10分と深い時間ですが再放送されます。
過去を知ることで、今と未来が見えてきます。
見逃した方は是非チェックしてみてください。
重い内容ですが、とても分かりやすい構成でしたので、
この手の番組を毛嫌いする方々にも観て考えて欲しいです。
番組HPは、こちらです。