メモに近いですが忘れずに書き出しつつ、まとめておきます。
5月29日の口永良部島の噴火にも驚きましたが、その翌日30日の地震。
小笠原諸島西方沖 M8.1。
31日にM8.5からM8.1に、震源の深さを約590キロから682キロに修正されました。
30日は、予定がいくつか入っていたのですが、体調がスッキリせず自宅で休んでいました。
20時過ぎに近所の輸入食品屋に買い出しへ。
「あっ、パクチードレッシングっ!」と思った瞬間でした。
初めは目眩かと思ったのですが、隣に居たお客さんと「ん?地震、、で、すよね?」と。
長く嫌な揺れでした。
すぐに帰宅しテレビを付けると「M8.5」。
「まじかっ」と思い、色々な人に連絡を入れてみました。
「震源地と深さは?」
震源地もそうですが、深さに驚きました。
47都道府県、全てが揺れる事も珍しく、その地震の規模と深さを知り納得しました。
この682キロという深さは、1900年以降のM8以上の地震としては1970年のコロンビアの
地震(M8.0、深さ645キロ)を抜いて世界最深だったそうです。
地震の原因は、太平洋プレートの内部が壊れて発生したようです。
太平洋プレートは非常に硬く、揺れを伝えやすく、
震源から離れた神奈川県二宮町や埼玉県で震度5を超えたのは、
そのプレートと地上までの距離が関係しているとの事でした。
浅いところでは揺れが大きくなりますし、もちろん、地盤も性質も関係しています。
「前日の口永良部島の噴火が直接的に関係しているとは言えない。」とある専門家が。
位置関係は‥
・震源地〜北緯 27.9度、東経 140.8度
・西之島〜北緯27.1度、東経140.5度
21日には、こんな記事が出ていました。
▼『西之島沖に「黄緑色」の変色水域 火山活動活発化? 海保が船舶に警報発令』
産経新聞 2015.5.21 16:24噴火が続く小笠原諸島(東京都)の西之島の沖合で、薄い黄緑色の変色水域が確認された
ことが21日、海上保安庁への取材で分かった。海保は同日未明、西之島の火山活動が
活発化している可能性があるとして、周辺を航行する船舶に注意を呼び掛ける航行警報を出した。海保の航空機が20日午後3時ごろ、西之島の南西約10キロの海上に、薄い黄緑色の変色水域が
東西約4キロ、南北約2キロにわたり帯状に広がっているのを上空から確認した。海保によると、同乗した東工大火山流体研究センターの野上健治教授は「西之島でマグマの
上昇が活発化している可能性がある」とする一方、「直ちに大規模な噴火が起きる恐れはない」
と分析している。
火山活動と地震の因果関係はある程度証明されていますので、
素人ながらも無関係ではないと思います。
もう一つ「緊急地震速報」に関してです。
気象庁によりますと、震源の深さが150kmを超える場合、震度を予測することが難しいため、
発表しない決まりになっているということです。
その後、目立った地震は観測されていませんが、いつどこで巨大地震に遭遇するか。
それを外で痛感しました。
さらに、もう一つ「耐震化」に関してです。
▼『震度6強以上で倒壊危険1250棟 学校の耐震化進まず』
ANN 06/02 11:54耐震化を終えていない公立学校の施設が約7800棟あることが分かりました。
文部科学省は4月1日現在、全国で95%以上の施設が耐震化を終えているものの、
いまだに柱などの強度が不足し、震度6強以上の地震で倒壊の危険性が高い施設が
約1250棟あると発表しました。さらに、耐震化の診断さえ行われていない施設も
1500棟以上に上っています。この調査は、全国の公立の小中学校や高校、幼稚園の校舎や体育館など約16万棟を
対象に行われました。文科省は、耐震化を終えていない7786棟について、今年度中に
終えるよう自治体に求めていますが、達成は難しいとしています。耐震化が遅れている
背景について、文科省は、学校の統廃合や校舎の建て替え計画がある場合、先送りに
しているケースが多いと分析しています。また、これまでに大きな地震の被害を
経験したことがない自治体ほど予算が付かないことも一因となっているということです。
耐震化の診断さえ行われていない施設が1500棟以上という事に、ちょっと驚きました。
オリンピックで浮き足立っていますが、まずやるべき事を確実に進めて欲しいものです。