昨日、Twitterで知った事なのですが、
福島の子ども達の現状がまた明らかになってきています。
元東電社員(福島第二原発勤務)の吉田邦博さん(南相馬・安心安全プロジェクト)が、
2013年01月18日に会見をした様子がアップされていましたので、
ある方のBlogからの転載と共に更新させて頂きます。
1つのデータとして、じっくり読みつつ、是非会見をご覧になって下さい。
▼『福島の子供の服470ベクレル、頭髪130ベクレル!』
2013年02月08日更新
(470 Becquerels from Children's Clothes, Ex-Nuclear Power Plant Worker Reveals)
※以下Blogからの転載。会見の書き起こしです。
「南相馬・安心安全プロジェクト」は、避難支援の団体。
自分自身が東電で働いていたので、被曝についてはよく分かっている。
今回、汚染の調査をしてみた。
防護服を着ていても一切外部被曝は防げない。
防護服は、要は、(汚染物質を)持ち出さないようにするためと、
着ている服が汚染されないようにという名目で着る。
東京電力のマニュアルにも、衣服の汚染は、
余計な被曝につながるので、気をつけるようにとちゃんと書いてある。
今回、防護服を着ていないために、
色々な衣服がどれだけ汚染しているかを調査してみた。
長袖Tシャツ、学生さんのジャージ、毛髪とか色々なものを測り始めている。
最初に測ったのが、赤色の長袖Tシャツ。
これ1枚から、130ベクレル/kg。
5回、洗濯した後に、再度測ったら、150ベクレル/kgと増えています。
150ベクレルということは、1秒間に150発の放射線が出ている。
郡山の中学生の子供の服を別々に測って、合算しますと、
460ベクレル/kgとか470ベクレル/kg。
これは、床屋さんなので、色々な髪の毛がミックスになっているから、
これが、南相馬の平均値になるのではないか。
そこから考えて、南相馬の中学生が体全体で背負っているベクレル数は、
500ベクレルを超えるということになる。
それをシーベルトに換算すると、
0.8μSV/h(0.8マイクロシーベルト毎時)になる。
0.8μSV/h(0.8マイクロシーベルト毎時)を発しながら、
その子は生活している。
学校をいくら除染しても、着ている服から発しているので、
被曝しているわけです。
更に、学校は下がっても、外へ出たときに、
例えば、郡山市の空間線量は、平均で0.6μSV/h(0.6マイクロシーベルト毎時)ある。
街の中心に、ホットスポットとして、2μSV/h(2マイクロシーベルト毎時)の場所が、
小さいのではなく、大きくポイントとして点在している。
それらを加算すると、20ミリシーベルト/年(20mSV/年)を
越えるような数値になってしまうのではないかと、データから感じている。
それくらい福島県の子供達は、危険な状況にあると言えると思う。
服が汚染するということは、空気も汚染されているということ。
学校は、マスクは、むしろはずす勢いで動いている。
だから、さらに危険。
こんな状況から、子供達を守らなければいけないと思い、
私たちたちも協力している次第です。
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いかがでしょうか?
これが、現状だとしたら、、と思ってしまいます・・・。
ただ、注意点があります。
この状況を見ると、福島などから疎開した子ども達が、
いじめにあっていた事を思い出してしまいました。
「◯◯がうつる」などと言われた一件です。
ニュアンスは違いますが、現時点で福島で生活している方々が県外に出た時に、
妙な目で見られないかと心配になりました。
この件は、もう少し調べてみます。