opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

お礼参り100日目と玉菊灯籠

10月26日(水)、

お礼参り100日目(o0:100)、

連続参拝200日目を迎えました。

 

(2022年10月26日 お礼参り100日目〜RICOH CX4)

 

この日の夜は、

一龍齋貞心(いちりゅうさい ていしん)さんの

講談を堪能する為に、初の国立演芸場へ。

 

kodankyokai.jp

 

その前に数年振りに左近と合流。

 

さらにその前に、参拝へ。

 

この日は天気も良く、

清々しい空の下‥

いつも参拝している近所の神社へ。

 

100日目ということで、

近所の神社、二箇所へ。

 

(2022年10月26日 お礼参り100日目〜RICOH CX4)

 

連日参拝100日を経て、

お礼参りに入って100日目。

 

ご存知の通り、

戦争は終わりません。

 

終わるどころか、

本格的に”核”を臭わせている有様。

 

完全に狂っています。

 

どっちもです。

 

そしてそれに加担している国々も、

完全に狂っています。

 

モヤモヤしたり、

イライラすることが多い時代ですが、

神社参拝をしている時は、

一瞬でも穏やかな気持ちになれます。

 

それがとても大切だと気づきました。

 

リセットと言いますか‥。

 

「参拝を続けたら〇〇になった」や

「神の御加護が〜」とかは言いたくなく、

もっとフラットでシンプルな

考えに落ち着きました。

 

そして、

その翌日の昨日‥

急用が出来て

自由が丘に出ることになったので、

熊野神社へ参拝‥。

 

(2022年10月27日 『熊野神社』にて〜RICOH CX4)

 

結局‥

連日参拝を続けることにしました。

 

 

話を26日(水)に戻します。

 

講談には

私と左近、さわちゃんの三人で。

 

会場近くの喫茶店

左近と待ち合わせをして、

1時間くらい話をしつつ、

さわちゃんとの待ち合わせまで

まだ時間があったので

近所を散策して遊んでいました。

 

その時の様子はnoteに書きました。

この日は‥いつも以上に不思議な数字が‥。

 

note.com

 

左近からオススメされた、

一龍齋貞心さん

 

正直、全く知りませんでしたし、

講談を観るまであえて何も調べず、

まっさらな気持ちで挑みました。

 

もちろん、国立演芸場も初めてで。

 

1979年(昭和54年)に完成した

建物だけあって、全てが渋かったです。

 

そんな貴重な建造物も‥

来年、2023年の10月で‥

 

tsumugu.yomiuri.co.jp

 

同じ敷地内にはあの国立劇場もあり、

それと一緒に‥とのことです。

 

ひとけの無い国立劇場前にも行ってみました。

 

(2022年10月26日 『国立劇場』にて〜RICOH CX4)

 

国立劇場国立演芸場を繋ぐ

通路には、こんな味のあるモノも。

 

(2022年10月26日 『国立劇場』と『国立演芸場』を繋ぐ通路にて〜RICOH CX4)

 

”文”の意味が分からないのですが、

何かグッとくるものがありました。

 

これらも全て無くなってしまうのでしょう。

 

新時代‥新世界秩序に向けて、

全てが変わりゆくはざまを生きている事を‥

改めて考えさせられました。

 

でも‥

そんなモヤモヤした気持ちを

一掃してくれたのが‥この日の会でした。

 

(2022年10月26日 『国立演芸場』にて〜RICOH CX4)

 

〜『玉菊灯籠』を聴く会〜

 

<第一部>

・「真柄のお秀」 一龍齋貞心

・「都名所」 桐竹繭紗也(きりたけ まさや)

・口上

 

<第二部>

・「玉菊灯籠」 一龍齋貞心

     乙女文楽 桐竹繭紗也

     後見 亀井則之

     琴・二胡 佐藤アキ子

 

うんちくを語れる程、

知識が無いので、書きませんが、

左近が言っていた通り‥

一龍齋貞心さんの品と言いますか

優しさと言いますか‥柔らかさと言いますか‥

風格と‥その声質‥。

 

御年80歳とは思えない‥

瑞々しさと艶っぽさに‥驚きました。

 

大ベテラン、大師匠‥

講談協会常任理事‥。

 

そんな人達は、

大体「どうだっ!俺だっ!!」という

高圧的な雰囲気に包まれてしまいますが、

良い意味で、それを感じさせない柔らかさ‥。

 

乙女文楽の桐竹繭紗也さんも圧巻でした。

 

もちろん、”乙女文楽”という言葉も、

初めて聞きました。

 

otome-bunraku.jp

 

講談や落語は、

その話(噺)を聞いて

情景をそれぞれが想像して楽しむモノだと

思っていましたが、乙女文楽

人形とのコラボレーション‥

不思議な世界観で、

ただただ没入してしまいました。

 

『玉菊灯籠』自体が深く悲しい話なので、

余計に‥没入してしまいました。

 

第二部‥

その約80分間は‥

ウイルス騒動や戦争、

世界情勢や今後の流れ‥

全てを忘れる事が出来ました。

 

この感覚も初めてでした‥。

 

昨日、お弟子さんのひとり、

一龍齋貞寿さんのBlogを読んで

知ったのですが‥

 

構成も、演出も、すべて師匠。チケット管理から、衣装、楽屋の弁当に至るまで、ご自身でなさいました。もちろん、弟子も手伝ってはおりましたが、やはり、思い入れの多い公演ということで、師匠ご自身でなさりたかったようです。
 

 

全て一龍齋貞心さんご自身が‥。

凄いことです‥。

 

演出も圧巻でした。

 

それを堪能できたのは‥

”席が良すぎた”こともあり‥。

 

(2022年10月26日 『国立演芸場』にて〜RICOH CX4)

 

左近と一龍斎貞心さんのお陰で‥

なんと2列目の‥ほぼ真ん中‥。

信じられない距離感で堪能させて頂きました。

 

ただ‥

伝統芸能に触れれば触れるほど、

「正直‥一般的にはオススメできない

表現なのかな‥」と

感じてしまう自分が居ます。

 

その問題を打破しようと奮闘し

爆発的な人気を得た人が‥

神田伯山さん(元 松之丞さん)なのかなと。

 

これも左近のお陰ですが、

神田伯山さんの講談を

何度か体験させてもらい、

その都度、神田伯山さんが

「分かりやすい講談を‥」と。

 

どうしても難しい文言や表現が多いので、

私世代でもある程度の知識が無いと

理解出来ないポイントも多々あります。

 

もちろん、

詳しい方は問題無いと思うのですが、

戦後教育の範囲内ですと‥なかなか‥。

 

さらに‥

その声質や言葉と言葉の間(ま)、

噺家さん、表現者の方々の息遣いや温度‥

それらを全てスキャニングできるような

技術が無いと伝わらない部分が

多いと‥個人的には思います。

 

”考えすぎ”と怒られそうですが、

演者さんは100%‥それ以上の気迫で

舞台に立っています。

 

受け取り側もそれなりの覚悟が必要だと

私は常々思っています。

 

所謂‥”向き合う”というやつです。

 

真剣に向き合うことで没入できますし、

全てが勉強になります。

 

”あくまでも娯楽なので(笑)”。

 

その考えも理解出来ます。

 

でも‥私は‥‥という話です。

 

建て替えの話もあり、

今の国立演芸場一龍斎貞心さんの

『玉菊灯籠』を観られるのは、

今回が最初で最後です。

 

どんな表現にも言えることですが、

その空間ありきの演出、世界観です。

 

本当に貴重な経験をさせて頂きました。

 

「恵まれているな〜〜〜」と

心底思いました。

 

この約2年間、

様々な公演が中止になったり延期になったり‥

分断されまくってきました。

 

今回の公演も2年延期されたと聞きました。

 

最近では「xxが3年振りに〜」と

頻繁にニュースで耳にします。

まるで‥呪文のように‥

 

『3』‥‥‥です。

 

ふと気付いたのですが‥

これが‥目的だったようです。

 

2026年、2024年‥

それらの転換期を逆算すると‥

この”3年振り”というキーワードが

‥‥すとんっと‥腑に落ちました。

 

来年2023年は2024年に向けた

準備の1年になると考えられます。

 

上の上が考えること‥

無駄な行動力には‥

あっぱれです(苦笑)。

 

話が‥またあっち系になってしまいますので

戻しますが‥‥‥

今回の会に誘ってくれた左近、

同行してくれた、さわちゃん、

そして‥一龍齋貞心さん、桐竹繭紗也さん、

出演者の方々、スタッフの方々、

本当に有難うございました!!

 

生涯忘れられない貴重な時間を

有難うございました。

 

さわちゃんと話をしていたのですが、

一龍齋貞心さんを見て、

「歳を重ねるのも悪くないね〜」と。

 

あんな素敵な人間には到底なれませんが、

長生きしたくないと思っていた

自分の人生設計に変化が‥。

 

もう少し‥生きてみようと思います。

 

激動の2026年を刮目してから、

またその先を冷静に考えたいと思います。

 

(2022年10月26日 『国立演芸場』にて〜RICOH CX4)

 

ちょっと長くなりました‥。

 

最後まで読んでくださった方、

有難うございます。

 

(2022年10月26日 『国立劇場』と『国立演芸場』を繋ぐ通路にて〜RICOH CX4)

 

さて‥

作業に戻ります。

 

 

※追加更新 14:44

 

近々に、玉菊さんが眠っている

台東区寿にある永見寺へ行こうと思います。