アメリカ大統領選挙について
色々調べてから更新しようと思っていた時に、
あのニュースのちょっとした詳細を知ってしまいました。
今週の頭にニュースになった
”会計検査院は1兆2189億円あまりに及ぶ税金の無駄遣いなどを指摘”。
「えっ、1兆超え?」と目を疑いました。
ただ詳細が分からずモヤモヤしていましたが、
昨日たまたま昼間にテレビをつけると
フジテレビの『グッディ!』で、
この税金の無駄遣いの話をしていました。
今日、番組内のBlogにその内容がアップされているのを
発見しましたので、怒られそうですが全文転載させていただきます。
▼『克実&川島も激怒! 国の税金のムダ遣いが1兆2189億円の謎!!』
2016年11月09日(水)放送分
今月7日、会計検査院が税金の使い道を厳しくチェックした“2015年度の無駄遣い額”を公表しました!なんと今回、無駄遣いだと指摘された金額は「1兆2189億円!」。これは2009年度に次いで過去2番目に多い金額となりました。
克実「えぇ!! 1兆2189億円ってこれでオリンピックできるじゃん!」
川島「どこにそんなお金があったんだって話ですよね・・・」
倉田「税金の無駄遣いを厳しくチェックしている会計検査院。いったいどんな機関なのかというと国会・裁判所・内閣から独立した機関で、国のお金が正しく無駄なく有効に使われているか各省庁などを検査するところです。調査官は国家公務員試験の合格者の中から選抜された様々な専門分野のエキスパートたち! 篠原涼子さんのドラマでも話題になりました!」
川島「あぁ、確かにドラマになってましたね」
倉田「その会計検査院が今回見抜いた、税金の無駄遣い驚きの事例を紹介します」
まずは、国土交通省!
災害時に避難などを呼びかける防災無線。2008年から昨年にかけて、新たに819基を新設させました。しかし これがムダな支出だと判断。
その額なんと13億円以上!
なぜムダだと判断されたかというと・・・
建物を調べるとそもそもこの防災無線、災害時に流れないかも…?ということが判明。実は、無線が新設されている建物そのものが耐震不足だったのです。つまり、無線の親局がある建物は倒壊の危険性が高く、肝心な時に倒れてしまって無線が発信できない可能性があるとのこと。これに対し、会見検査院は改善を要求!
克実「そんな元々のことを分からないでやってるの? 13億円でしょ?」
続いては、国際協力機構、JICA(ジャイカ)!
2010年、ミャンマーへの農業支援のひとつで、稲の種を湿度の低い環境で保管するために倉庫に除湿器を11台購入。しかしこれもムダな支出に。
なぜムダな支出となったかというと・・・
なんと全部“除湿器”ではなく“加湿器”を購入してしまったことが判明。そのまま使うと湿度を減らすどころか、増やしてしまいます。こんなことが起きた理由は、英語表記の確認不足でした。英語で加湿器は「humidifier」ヒュミディファイヤー。一方、除湿器は「dehumidifier」ディヒュミディファイヤー。実は外国の業者から購入する際、先方が書いた見積もり明細書には“加湿器”と書かれてありました。つまり確認不足で間違いに気付かなかったのです。会計検査院は「不当」つまり適当ではないと判断しました!
川島「稲をものすご~く湿らそうとしたんですね」
克実「ベチョベチョになっちゃうでしょ」
川島「加湿器なんて送ったら嫌がらせでしかないですね(笑)」
最後は、防衛省!
海上自衛隊が 除籍され不要になった船のプロペラを鉄くずにして処分しました。しかしこれが8000万円近くのムダ支出に! これがなぜムダだと判断されたかというと、実はこの鉄くずにしたプロペラは全て新品! 保管されていた“スペアのプロペラ”だったんです!
なぜこんなことになってしまったのかというと・・・
プロペラを保管していた箱の外側に「処分予定だった管理番号」が貼られており、【不要】と判断され処分。同じ種類のプロペラだったため、箱の中を確認せず取り違えてしまったそうです。最終的にはこの処分してしまった鉄くずをそのまま売却!会計検査院は「不当」であると判断しました。
克実「これは誰が責任をとるわけ?」
倉田「これに関しては防衛省が責任を取るようです」
川島「でもこれ会計検査院が調べなかったら、全てザルだったわけですよね。恐ろしい」
克実「無駄が1兆円って・・・ひどい話だよ」
ワイドショーのワンコーナーで
しかも評判の悪い局のネタですが、
本当に酷い話です。
高橋克美さんが最後に言った
「これは誰が責任をとるわけ?」
まさにその通りです。
そして相変わらずおとなしい国民だなと感じています。
諦めているのか分かりませんが、
こんな酷いニュースが流れても暴動は起きないです(苦笑)。
もう一つ。
例えば、防災無線の話。
この13億円はどこに流れたのか、
ここが重要なポイントになってくると思います。
結果、無駄になりましたが、
これを請け負った業者、関係者の懐に流れています。
最終的に国交省のお偉いさんに回り回って
流れ着いたら失笑ですが、無い話ではないと思います。
株などの ”損失” とは違い、
消えた訳ではないことをお忘れなく。
この手の話の裏で、
確実に潤っている業者、関係者は存在します。
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追加更新です。15:40
上記の問題に関して、
会計検査院のHPをチェックしました。
→ 最新の検査報告 | 検査結果 | 会計検査院 Board of Audit of Japan
案の定、とても解りにくいデータでしたが、
じっくり読むと、どんどん嫌な気分になってきます(苦笑)。
お時間がある方は是非チェックしてみてください。
もの凄い量ですが‥。
最後に‥
3件の原文のリンク先をメモしておきます。
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary27/pdf/fy27_3436_230.pdf
・国際協力機構 JICA〜除湿機の件 260万円(原文)
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary27/pdf/fy27_futo_570.pdf
・防衛省〜プロペラ処分の件 7829万円(原文)
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary27/pdf/fy27_futo_500.pdf