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DARK WEB

個人的にとても気になる記事です。

全文メモしておきます。

▼『米国防総省、ネットの闇空間でISISを追跡』
CNN 2015.05.13 Wed posted at 16:32 JST


(米国防総省は、過激派組織のウェブ上での活動を追跡するべく新技術の導入を進めている。)

ワシントン(CNN) 米軍率いる有志連合の数カ月にわたる空爆にもかかわらず、
いまだに地上勢力が衰えないイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」。
次はインターネットの闇を武器として用いる新たな段階に入り、米国防総省が対応を
迫られている。

テキサス州ガーランドで起きた事件は、こうした展開を裏付けるものだ。

ISISに共鳴して銃撃事件を起こしたエルトン・シンプソン容疑者は、
短文投稿サイトのツイッターで事前に犯行を宣言していた。

警察や米軍も一連の動向に注目する。国家安全保障局(NSA)局長で国防総省
サイバー軍司令官を兼務するマイケル・ロジャーズ氏は、「過激派集団がインターネットを
どのようにとらえているかを常に見極めようとしている。勧誘や自分たちの理念を喧伝する
手段という見方にとどまらず、システム自体を潜在的な武器とみなすようになれば
懸念は増大する」と語る。

国防総省はこの理由から、ほとんどの一般ユーザーが見ることのない「ダークウェブ」
または「ディープウェブ」と呼ばれる世界に踏み込むことを余儀なくされた。

ISISやその他の潜在的テロリストがこの隠されたインターネットを使って戦闘員を
勧誘したり、情報を共有したり、実社会に対するテロを計画したりしていると米当局は見る。


(インターネットを氷山に例えると、グーグルなどで検索可能な部分は水上に出た一部にすぎない。
水面下には実態の見えないウェブサイトが数多く存在し、不正行為やテロ活動のツールとして利用されているとみられる。)

シンクタンク、ランド研究所のリリアン・アブロン氏は、インターネットを氷山に
例えてこう解説する。「氷山のうち水上に出た部分は表層ウェブと呼ばれ、グーグルなどに
インデックス化されて検索エンジンで見つけられる。しかし水面下の氷山は、水上部分に対し
最大1.8倍の大きさを持つ。ディープウェブと呼ばれるこの部分はインデックス化されない

グーグルで検索できない領域がいかに大きいかということだ。私たちにとってもグーグルに
とっても、この部分は闇に包まれている」そうした領域に光を当てることは至難の業だが、
国防総省はどうにかして扉をこじ開け、ISISを追い詰める手段を構築しようとしている。
国防高等研究計画局(DARPA)のクリス・ホワイト氏は「問題のコンテンツがどこにあるかを
調べて分析できるようにするための技術が必要だ」と話す。

DARPAが開発した「MEMEX」と呼ばれる新技術は独自の検索エンジンとして機能し、
グーグルなどの一般的な検索では見つけられないダークウェブ上の活動パターンを明らかにする。

「MEMEXを使えばダークウェブ上のサイトの数とコンテンツの内容を調べることができる。
もともとはウェブ上の人身売買を摘発するために開発されたシステムで、ユーザーが隠そうとする
不正行為への対処を念頭に置いている」(ホワイト氏)
まずはどこで不正が行われているかを突き止めることから始まる、と同氏は言い添えた。

しかし課題もある。

「Tor」のようなツールを通じ、今やウェブ上では簡単に身を隠すことできるのだ。
Torのブラウザーを使えば、自分が訪れたサイトや自分の所在地を知られずに済む。
ユーザーの姿は基本的に見えなくなるため、米軍や情報機関がISISを追跡して
次のテロ攻撃を阻止するのは難しくなる。


ISIS using the "dark web" as a weapon)

この記事を読んで納得しました。

「‥ですよね(苦笑)」と。

検索してヒットする物が全てだと勘違いしている人。

本気で、全てのデータを収集して検索させる事で、
さらに拡大を狙っているグーグルなどなど。

ネット世界の奥の奥、とても気になります。

それはまさに、攻殻機動隊の世界です。