opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

時計

14日から16日の夜まで帰省していた関係もあり、更新が出来ませんでした。


さて、衆議院選挙も取りあえず終了しました。
色々な部分で整理出来ていない自分が居ますが、この状態を敢えて残しておきます。


『前に進むのか、後戻りするのか。時計の針を戻してはならない!』

『日本を取り戻す!』


そんなキャッチコピーが飛び交っていましたが、結果はご存知の通りです。

1つ残念だったのは、投票率です。
戦後最低だった1996年の59.65%を下回り、59.32%となりました。

また、前回のブログで触れさせて頂いた、『最高裁判所裁判官国民審査』の結果は、
「罷免(ひめん)すべきだ」という意思を示すX印が有効投票の半数を超えると罷免されるが、
対象の10人のうち過半数となった裁判官は1人もいませんでしたが、
4都県の選管の集計ミスなどによるもので、同日夜、票数を修正しました。

その中の1例です。

沼津市選管が入力ミスをしていたと発表した。
市選管は、10人の裁判官の罷免を求める票と罷免に反対する票を取り違えて入力し、
本来は10人合計で5万6300票だった罷免を求める票が、85万1460票になった。
17日午後のチェックでミスが判明したが、各裁判官の信任に影響はない。

本来は10人合計で5万6300票だった罷免を求める票が、85万1460票になった〜』そうです。
それでも、影響はない、、、。

ちなみに、最高裁判所の裁判官の国民審査は、昭和24年から始まり、今回が22回目です。
これまでに罷免すべきだとする票が過半数に達したことは無いそうです。

意味があるのでしょうか?本当に、、と思いました。


冷静に考えてみれば、与野党衆院解散した先月16日、格差是正のため、
福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県で定数を1ずつ減らす「0増5減」案を盛り込んだ法律を成立させました。
しかし、今回の衆院選は区割り見直しが間に合わず、違憲状態のまま選挙を実施
最高裁から違憲状態と判決を受けたまま衆院選が実施されたのは
1983年の中曽根康弘内閣以来で、現憲法下では2度目の異例の事態となりました。

これも、凄い話ですが。。。


民主党は、連立を組む国民新党と合わせ、
現職閣僚8人が落選、閣僚経験者も10人が国会から姿を消しました。
中には被災地で「知恵を出さないやつは助けない」と狂った発言をしていた、
当時の復興担当相、松本龍氏も落選しましたが、当然の結果です。

また、野田首相の代表辞任表明を受け、両院議員総会を今週中に開いて、後任を選出する方針ですが、
その候補が、細野豪志氏だそうです。

その理由は、
「新代表には、新鮮なイメージを持った、いわばマイナスからのスタートではない人物が就くべきだ」

苦笑いしてしまいました。正気なのでしょうか(苦笑)?

本気だとしたら、来年夏の参議院選挙も、とほほな結果になりそうです。



そんな中、乙武洋匡氏のブログが印象に残りました。

▼『「わたしたち」を主語に
投稿日:2012年12月17日

最後の一節を転載させて頂きます。

〜政治家に対して、「あいつら、どうせ信用できない」と思っている人は多いと思う。
ならば、自分を信じてみよう。
他人に依存するのはやめにして、
自分でできるかぎりの努力をしてみよう。
政治家や、だれかが動いてくれるのを待つんじゃない。
「わたし」を、「わたしたち」を主語にしようよ。〜


何事も諦めたら終わりです。

継続させる事が大切です。

但し、だらだらと継続させるのではなく、1つ1つきちんと考えて、
話にくい事かも知れませんが、家族や友人、仲間と、もっと意見交換をして、
時には勉強させてもらいつつ、自分の考えをしっかり持つ事が重要だと思います。


前に進める事は、もちろんですが、
一体自民党は、何を取り戻すつもりなのでしょうか?

失われた3年3ヶ月なのでしょうか?
また、自分たちの失態を棚に上げての、、、失われた20年なのでしょうか?


お偉いさん方の時計は、、、本当に正確な時を刻んでいるのでしょうか?

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私の家に、新しい仲間が増えました。

911年生まれ、今年で101歳を迎えたデザイナー、渡辺力氏の作品です。

101年生きて来た渡辺力氏の目には、近年の政治がどう写っているのでしょうか?


数ヶ月前に、長年愛用していた時計が壊れてしまい、
今はこの新しい時計が、静かに、正確な時を刻んでいます。


umikoさん。
早めのクリスマスプレゼント、有り難うございました!