opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

生まれ育った街に戻れたとしても。。。

今日も南風が強めですが気温が上昇しています。
少し油断をしていたら、洗濯ものが飛ばされていました(苦笑)。


さて、久々に真面目なトピックを更新させて頂きます。

まずは、こちらをメモしておきます。

▼『帰還後も除染続けないと、がん死亡リスク増加』
読売新聞 4月9日(月)12時58分配信

高濃度の放射性物質で汚染された東京電力福島第一原子力発電所の周辺地域では、
住民の帰還後も除染を一定期間続けないと、30年間の累積被曝(ひばく)線量が
100ミリ・シーベルトを超える恐れのあることが9日、日本学術会議の試算で明らかになった。
累積で100ミリ・シーベルトになると、がんの死亡リスクが0・5%高まる。

同会議では、避難前の被曝線量や帰還時の年間被曝線量、帰還後の除染の有無で、
30年間の被曝線量がどう変わるかを試算した。

その結果、仮に年間20ミリ・シーベルトに下がった段階で帰還し、その後に除染しないと、
放射能の減衰を考慮しても、30年間で250ミリ・シーベルト近く被曝する可能性があるという

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「周辺地域」と特に地名は出していませんが、これが現状です。
がん死亡リスクの確率論は、まあまあ、、という感じですが、他の病気も増えるのでしょうね。

故郷に帰れない、普通の生活が出来ないという事はどういう事なのか?
と、良く考えます。当然、のんきに桜の下でお酒など呑む事は出来ません。

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そこで、ちょっと復習します。

先月の30日に福島県の3つの自治体の避難区域を見直すことを決め、
このうち田村市川内村では、4月1日に警戒区域が解除されることになりました。

新しい避難区域です。
NHK NEWS WEBから引用させて頂きます。

政府は、原発事故によって警戒区域計画的避難区域に指定されていた
福島県内の11の市町村について、放射線量に応じて
▽住民の早期帰宅を目指す「避難指示解除準備区域」
▽住民に引き続き避難を求める「居住制限区域」
▽長期にわたって居住を制限する「帰還困難区域」
の3つの区域に見直す方針を示し、
各自治体との個別の協議を続けてきました。

このうち、川内村田村市については、自治体や住民との合意が得られたとして、
政府は30日夜に原子力災害対策本部を開き、
川内村は「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」の2つに、
田村市は「避難指示解除準備区域」に見直すことを正式に決める予定
です。

政府は一部が警戒区域になっている南相馬市についても、
3つの区域に見直すことを決め、区域内での防犯対策を進め、
来月16日に警戒区域を解除する見通しです。

今回、見直された3つの区域について説明します。
3つの区域は放射線量に応じて見直されます。

まず「帰還困難区域」は、現時点での年間の被ばく線量が50ミリシーベルトを超える地域で、
少なくとも5年間は住むことができません。

この区域では、区域の境界にバリケードを設けて避難の徹底を求めます。

次に「居住制限区域」です。
年間の被ばく線量が20ミリシーベルトを超え、50ミリシーベルト以下となる地域です。
将来的に住民が帰ることができるよう除染のほか、インフラの復旧を計画的に実施します。
自由に立ち入ることができるようになり、防護服の着用や線量計の携帯は必要ありません
寝泊まりすることは認められませんが、事業については国や自治体が特別に認めた場合に
限って再開することができます。

最後に「避難指示解除準備区域」です。
年間の被ばく線量が20ミリシーベルト以下になることが確実だと確認された地域です。
住民の早期帰宅を目指します。

この区域も立ち入りは自由で、防護服の着用は必要ありませんが、
寝泊まりすることは認められません。
居住を伴わない通勤を前提とした事業は再開が認められますが、
病院、福祉施設、飲食店などは再開が認められません。

一方で、原発事故で、警戒区域計画的避難区域に指定されていたほかの
8つの自治体では、複数の避難区域に分けられることで賠償方法に差が出ることや
復興に向けた国の支援が不十分だとして調整が遅れており、
避難区域の見直しは来月以降にずれ込む見通しです。

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あらためて読んでも、疑問を観じます。

帰還困難区域では、境界にバリケードを設置するそうです。
まるで映画の世界、、です。

20〜50ミリシーベルト以下の居住制限区域では、「線量計の携帯は必要ありません」と。
線量計は必須だと思いますが、、、。

20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域では、立ち入る事が出来ても
「居住を伴わない通勤を前提とした事業は再開が認められますが、
病院、福祉施設、飲食店などは再開が認められません」、、です。

病院などの再開も認められていない中、居住を伴わない事業の再開は認めるとしています。


さらに昨日のニュースでは、『福島・楢葉町にがれき仮置き場整備へ』と。

本当に、考えれば考える程、胸が苦しくなります。。。


※この手のトピックを更新すると、自動に「がん保険」などの広告が入ると思いますが、
これは、私の意図ではなく、自動的にですので、誤解しないで下さい。
この広告問題に関しては、近々に解決出来ればとも考えていますので、もう少々お待ち下さい。