5月13日(水)にNHK「クローズアップ現代」で放送されました
『“Nisei”たちの戦争 〜日系人部隊の記録〜』について、
放送内容がこちらで確認出来ます。
ポイントは、70年間沈黙を続けていた方々が、
自分たちの経験を歴史に残しておきたいと動き出している事です。
シグ・ドイさん(95)の言葉が印象的でした。
一部抜粋させて頂きます。
「あの時のことは、きっと話しても理解してもらえないでしょう。
人が吹き飛ばされ、内臓が木に引っかかっているのを目にしました。
脳が半分吹き飛ばされ、バラバラになるのも見えました。
脚を撃たれたりしてすぐに負傷すれば幸せな方です。
前線から離れられるのですから。
一番つらかったのは(負傷もせずに)毎日を生きることでした。」戦闘開始から4日後、白人兵たちは多くが無事に救出されました。
その代わり、日系人部隊は800人以上が死傷するという大きな損害を被りました。
人と人が殺し合うという残酷さ。
人種によって命の重さが異なる理不尽さ。
それが戦争だと頭で分かっていても、心は今も乱れるといいます。「そのことで私は70年間も苦しんできました。今でもよく眠れません。
だから本当は考えたくありません。でも、逃げられないのです。」
この放送を見つつ15日、安全保障法制関連法案の首相会見を見ていました。
どんな状況下でも、どんな理由があったとしても‥戦争は反対です。
しかし法案が改正され、自衛隊員だけではなく、
いつか一般市民が巻き込まれる事態になると思います。
お子さんをお持ちの方々。
今、この国が進めようとしている事を真剣に考えてください。
自分の子供が招集される事を‥。
そんな中、5月24日(日)21時から放送されますNHKスペシャル
『自衛隊の活動はどこまで拡大するか』は興味深い放送になりそうです。
戦後日本の安全保障政策の大転換となる「安全保障法制」の整備。
安倍政権が関連法案を国会に提出するのを受けて、その動きが本格化する。
自衛隊の活動を大幅に拡大する今回の「安全保障法制」。
憲法解釈の変更で容認された集団的自衛権の行使を可能にする法改正の是非は?
外国軍隊に後方支援を行うための新たな恒久法で、何がどう変わるのか?
視聴者からのメールやツイッターなどによるご意見も交え、防衛大臣と専門家が討論する。
録画しつつ、じっくり拝見させて頂きます。
「NHKだから〜」というフィルターは通さず、フラットな気持ちで、です。
偏見は考え方を狭めるだけです。