opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

諸行無常

諸行無常とは、この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく
移り変わっていき、永久不変なものなどないということ〜


先日の帰省で、幾つかのミッションがありました。

その中の1つ。
友人に懐かしいレトロなグラスをお土産に…。

以前帰省をした時に、近所の酒屋さんにある事を知りそれを買いに行きました。

明らかに古いグラスだと分かるものから、
単純にプレゼントしたら喜んでくれるかな、というものを幾つか。

「いいよ〜、持っていきな〜〜」

酒屋のおばさんの言葉に甘えさせて頂きました。

想像以上な量になってしまい、宅配便で送る事に。


後日手元に届き、箱を開けてみると…。


(2015年03月31日 リビングにて〜RICOH CX4)

1組のグラスが割れていました。

他は無事で。

何故これだけが割れてしまったのか分かりませんが、
梱包の甘さ、箱に入れた位置が悪かったかなと。

この事を軽く母親に伝えらた、何故か宅配業者に電話を入れてしまったそうで。
母親の優しさですが、「そこまでしなくても…」と。

この手の損害問題は厄介ですし、そこまで高価な物ではなく(頂いたものですし)。


先程、宅配業者から電話がありました。

「大変申し訳ございませんでした。それで損害請求などの件ですが…」と。

「いえいえ、大丈夫です(笑)」と。


イソップの「金の斧 銀の斧」ではないですが、
嘘を付いてクレームを入れる方も居ると思います。

全て宅配業者のせいにする方も居ると思います。


今回の件で、やはり損害請求などの問題になる時は、
その物の値段、価値が証明出来るものが必要だと知りました。

当然の事ですが…。


マニュアル的にもその業者さんは、「本当に申し訳ございませんでした。」と
謝り続けていましたが、何時どの段階でグラスが割れてしまったのかは、誰にも分かりません。

一つ気掛かりだったのは、荷物を最終的に運んでくれる方は、
おそらく下請け会社の方かなと思ったので…

「最終的に誰が運んだなど詮索するのは止めてもらってもいいですか?」と伝えました。

「私の梱包や入れる位置が悪かったと思います。ただ私を含め1人1人が
もっと注意していれば、今回のような事は無かったと思います。なので、大丈夫です(笑)」。


おそらく、どか〜っとクレームを言われる事を覚悟していた担当者の方は、
逆におろおろしていましたが、一件落着です。

補足ですが…「こわれもの」「ビン類」「下積み厳禁」にチェックは入れていました…。


もし、私がクレームを入れて、業者の人は仕事とはいえそれに対応してストレスを抱えます。
そのストレスは何処かに発散されます。そういうイライラの連鎖は避けたいですし嫌いです。

これも、バタフライ・エフェクトの一種かな〜と思いますので、
出来る限りこの連鎖は断ち切っていきたいと思います。

逆の発想で楽しい事、面白い事の連鎖は最高です(笑)。


楽しみにしていた友人には悪い事をしましたが、
この経緯を説明すれば納得してくれる人です。


諸行無常の解釈の中で私が子供の頃から好きな言葉があります。

〜形あるもの いつかは 壊れる〜

次回帰省する時には、その酒屋のおばさんにお土産を持って行き、
お礼を伝え、再度グラスを探してきます。


そんな余談でした。


おまけですが、酒屋ではなく実家で発見したグラスがこちらです。


(2015年03月31日 リビングにて〜RICOH CX4)

確か、私が小さい頃から台所にあったような。

それも頂戴してきました。

少し赤玉を調べたところ、「赤玉ハニーワイン」の発売が1966年昭和41年でした。
そうなると、これはちょっと貴重なグラスかも知れません。

デザインもいいですし、友人が喜んでくれるといいな〜と。