opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

ある職場の会話

脚本家
「それは我々にとって何でアニメを作るのか、みたいなことじゃないの。」

制作進行
「あ、そうか、それだったら分かります。」

脚本家
「(制作進行)さんは何で作っているの?」

制作進行
「いや、質問の意味が分かるってだけで、作る意味とか全然…」

脚本家
「だよね〜、普通なんでアニメ作るのかって言われてもね〜。」

制作進行
「監督は何でアニメ作ってるんですか?」

監督
「ん、俺、、ん…なんとなく」

全員
「えっ」

監督
「でも止められないんだよね〜なんでかな。」

全員
「(苦笑)」

脚本家志望
「(脚本家)さんは、どうなんですか?」

脚本家
「僕だって意味とかたいそうな事は考えてないよ。
明日の締め切りだけこなしていたら何年もたっちゃっただけでさ。」

ラインプロデューサー
「まぁ、いっちまうと生活のためですな〜。」

脚本家
「それなら別の仕事でもいいじゃな〜い。」

ラインプロデューサー
「そうなんですよね〜。なんでこんな仕事についちゃったかな〜。」

監督
「こんなって」

メーカープロデューサー
「僕は刺激かな。」

制作進行
「刺激…」

メーカープロデューサー
「見る人に刺激を与えたいし、作る事で自分も刺激を受けたい。」

ラインプロデューサー
「なんすか、柄にもない綺麗事発言、ほんとは”一山当てたい”じゃないんですか。」

メーカープロデューサー
「そりゃ〜当てたいよ〜、当てたいけどさそれだけじゃつまらないだろう。
アニメなんて株より投資効率が悪いのに。」

監督
「いい作品が当たるとは限らないし、その逆もまた然り。」

メーカープロデューサー
「ほんとだよね〜、それこそいい作品で当てたいんだけど両立はなかなかね〜。」

制作進行
「みんなバラバラなんですね。面白いです。」


▽2015年02月25日放送 SHIROBAKO 第20話「がんばりマスタング!」より

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職種はどうであれ、共感出来ます。

大人な会話。

好きなワンシーンでした。

この作品に関わっている全ての人々を尊敬致します。


さて、作業に戻ります。