opuesto / Tate’s Official Blog

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原爆健康被害報告書の原文

眠れないので、ちょっと調べごとを。


27日の『原爆の健康被害報告書 米が公開』という記事。


NHK NEWS WEB からのスクリーンショット

原爆投下直後の広島と長崎で、日米の研究者が原爆の健康への影響について
調べた調査の報告書がアメリカのエネルギー省からインターネットで公開されました。
報告書は戦後しばらく機密指定され、一部の研究者にしか知られておらず、
公開によって被爆の実態の研究が進むと期待されています。

報告書はアメリカ陸軍が昭和26年にまとめた「原子爆弾の医学的影響」で、
昭和20年9月から10月にかけて、アメリカ陸軍所属の医師や日本の医師など、
およそ180人が広島と長崎で行った調査結果が、6冊にまとめられています。

このうち、被爆者およそ1万3000人の健康状態を調べた部分には爆心地からの
距離やコンクリートの建物で遮られたかどうかなど、条件ごとに爆風や熱線の影響、
脱毛や下痢といった放射線の影響がどの程度見られたか、詳細に記されています。

また、報告書の6冊目は、広島の爆心地から4キロ以内にいた子どもたち、
およそ1万7000人について、爆心地からの距離と死亡者数の割合などから
殺傷能力を分析しており、政治的な配慮から、アメリカ政府が機密指定していました。

報告書はアメリカのエネルギー省のほか、広島市にある放射線影響研究所などに
保管されていましたが、一部の研究者にしか知られておらず、公開によって
被爆直後の様子や健康への影響の研究に生かせると期待されています。

アメリカ・エネルギー省に公開を働きかけた長崎大学の長瀧重信名誉教授は
「被爆70年を前に、被爆者が高齢化するなか、被害の実態を知るうえで貴重な資料で、
研究が進むことを期待している」と話しています。

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何故このタイミングで公開したのかはもちろんですが、
この記事の文章も…不思議です。

違和感だらけですが、ABCCを思い出しつつ…その原文を探していました。


ただ…ちょっと気になる事が。

アメリカ政府のエネルギー省〜U.S. Department of Energy (DOE)〜が
公開と書いてありますが、下記の公開されているHPはその中の
office of scientific & technical information」…?

そこでは以前から公開されていたという話も。


取りあえず…
色々と調べていく中で、あるサイトへの書き込みを見つけました。
そこから引用させて頂きます。

検索キーワードは…
MEDICAL EFFECTS OF ATOMIC BOMBS THE REPORT OF THE JOINT COMMISSION
FOR THE INVESTIGATION OF THE EFFECTS OF THE ATOMIC BOMB IN JAPAN


そして、こちらです。

※何故か、6冊目のVOLUME VIだけ別です。
記事にも「報告書の6冊目は、広島の爆心地から4キロ以内にいた子どもたち〜」と
書いてあるので、何かあるのでしょう。。。

・VOLUME I (194.72 MB)
http://www.osti.gov/scitech/biblio/4421057

・VOLUME II (27.06 MB)
http://www.osti.gov/scitech/biblio/4421016

・VOLUME III (14.46 MB)
http://www.osti.gov/scitech/biblio/4421015

・VOLUME IV (37.79 MB)
http://www.osti.gov/scitech/biblio/4406734

・VOLUME V (17.01 MB)
http://www.osti.gov/scitech/biblio/4421014

・VOLUME VI (136.2 MB)
https://ia600505.us.archive.org/16/items/MedicalEffectsOfAtomicBombsVol6Published/ReportOfTheJointCommissionAtomicBombV6Published.pdf 

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VOLUME I のリンク先に飛ぶと、こんな画面に。
赤丸印のところからダウンロード出来ます。

※VOLUME I 〜 VOLUME V は同じ手順です。


そしてこれが、VOLUME I の1ページ目。


(VOLUME I)

NHKの画像と一致します。


ちなみに、VOLUME VIの1〜2ページも。
質感が異なります。


(VOLUME VI〜1)


(VOLUME VI〜2)


英語が堪能で、興味のある方は是非。