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地に足着けた活動を

ストレートで分かりやすい記事です。

是非読んでみて下さい。


▼『地に足着けた活動を=「フクシマ」論・開沼氏に聞く【震災2年】』
時事通信 3月4日(月)15時2分配信

東京電力福島第1原発事故から間もなく2年。
脱原発」を求める声は依然強く、首相官邸周辺のデモは今も続く。
一方で、昨年12月の衆院選では原発を推進してきた自民党が大勝し、政権に復帰した。

福島県いわき市出身の社会学者で、原発と立地地域の関係を地元の視点から分析した
「『フクシマ』論」の著者、開沼博・福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(28)に、
脱原発運動について聞いた。
 

Q. この1年を振り返り、原発をめぐる民意の動向をどう捉えればいいか。

開沼氏~
歴史に残ると言われた脱原発デモと、その後の自民大勝の背景を埋める分析をしないといけない。
それなのに一部のメディアでは、いまだに脱原発に懸けたいという、ずれた願望がうかがえる。


Q. 脱原発デモの課題は。

開沼氏~
線量計を持って危ないと言うだけなら、地元にとって不快でしかない。
避難しろと言われても、その後の生活が用意されていなければ動けない。
糾弾するだけが社会運動ではない脱原発運動をしている人の中で、福島に来ている人がどれだけいるのか。
福島のためと言いながら、具体的に助けに来ないではないか。


Q. 地元の共感を得るには何が必要か。

開沼氏~
これまでの運動の一番の罪は「福島は危ない」とか「地元の利権」などの言葉で、
弱い立場の人や場所に、負のレッテルを貼るのをいとわなかったことだ。
上から目線でかわいそうと言うだけの運動なら、ない方がいい。
原発が止まれば明るい未来があるというだけでは(地元の思いとは)違う。
リセット(やり直し)願望を語ればすっきりするかもしれないが、少子高齢化や産業の衰退など、
地域の問題が解決しない限り変わらない。地に足を着けた活動をしなければ


Q. 具体的には。

開沼氏~
例えば(福島県の)会津の若者が今、木綿を使ってハンカチなどを作る仕事をしている。
避難してきた大熊町のお年寄りにもやってもらい、木綿を名産品として掘り起こした。
仕事とコミュニティーをつくり出している。地元にとって掛け替えのないもので、
こうしたNPOや起業を通じて行われる市場型社会運動の方に期待し、共感する。


Q. 原発に頼っても、地域の衰退は止められなかったのでは。

開沼氏~
衰退し続ける状況は変わっていない。ただ、外から原発の批判をされるだけなら、
地域は余計しがみつくだけだ。本当に脱原発を言うなら、
現状のシステムの周縁にいる人たちのケアを考えるべきだ。


Q. 今後、原発をめぐって予想される展開は。

開沼氏~
今夏の参院選以降、再稼働の動きは加速するだろう。
一時的に脱原発運動も盛り上がるかもしれないが、飽きたら忘れられる。
このままの運動なら、忘却を促進しただけになるかもしれない。
 


開沼 博氏(かいぬま・ひろし)84年福島県いわき市生まれ。
東京電力福島第1原発事故の前から地方と中央の関係に着目し、
現地調査を重ねて「『フクシマ』論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」を執筆した。
現在、東京大大学院博士課程に在籍中で、昨年から福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。
著書は他に「フクシマの正義 『日本の変わらなさ』との闘い」など。
 

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