opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

それぞれの現場から

母親を連れ東京散策をしていた先週の土曜日、能天気な私とは対照的に、
画家の石塚雅子さんは原発関係の集会やデモに参戦していたそうです。

後で知り、自分が恥ずかしくなりました。。。

そんな石塚雅子さんからナイスな写真が届きましたので紹介させて頂きます。


(2012年10月13日 『さよなら原発』 日比谷野外音楽堂ステージ前にて〜Photo by M.ISHIZUKA)

私がデザインをした、、あの缶バッチを付けた、チェブラーシカです。

会場には約6000人の方々が集まったそうです。


(2012年10月13日 『さよなら原発』 日比谷野外音楽堂にて〜Photo by M.ISHIZUKA)

そしてこちらは、東電本社前です。
まさに税金の無駄遣い警備体制です。


(2012年10月13日 東電前にて〜Photo by M.ISHIZUKA)

さらに、数寄屋橋交差点付近のデモの様子です。


(2012年10月13日 数寄屋橋交差点にて〜Photo by M.ISHIZUKA)

もう1枚!


(2012年10月13日 デモ中〜Photo by M.ISHIZUKA)

現場からのリポートは熱いです。
その熱さを、愛くるしいチェブラーシカが緩和してくれています。

それも大切です。


石塚雅子さん。
いつもいつも、色々と有り難うございます。
お知り合いの方々の展覧会の案内などは、近々にまたブログで紹介させて頂きます。
そして私も足を運びたいと思いますので宜しくお願い致します。

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現場と言えば、、、今日から園子温監督最新作『希望の国』が公開されています。

公開に先駆け9月30日(日)にETV特集で放送されました、『映画にできること 園子温と大震災』。
録画しておいたものを先日じっくり観させて頂きましたが、、、凄かったです。。。

それと同時に、「自分は何をやってんだ・・・」と、落ち込みました。

放送の中で、詩人、パフォーマーとしての顔も持ち、
90年代前半には、路上パフォーマンス集団「東京ガガガSP」の主宰をしていた、
園子温監督が被災地で書いた詩を紹介していました。

深く強いメッセージが込められていました。


『数』

まずは何かを正確に数えなくてはならなかった。

草が何本あったかでもいい。

全部、数えろ。

花が、例えば花が、桜も花びらが何枚あったか。

「膨大な数」という大雑把な 死とか涙、苦しみを数値に表せないとしたら、
なんのための「文学」だろう。

季節の中に埋もれてゆくものは 数えあげることが出来ないと、
政治が泣き言を言うのなら、芸術がやれ。



大きな尊敬の念を込めてメモさせて頂きました。


それぞれの現場から感じる事、学ぶ事、
それを吸収消化して、今、これから自分に出来る事を、
さらに深く真剣に考えて行動していかなければなりません。

机上の空論では何も解決しません。

私も、そろそろ次の作戦を実行しようと思います。


被災地の復旧復興、各地の原発問題、放射能汚染問題、そして被曝の問題。
これらは全て長い長い闘いになります。

自分のペースをいち早く見つけて、1人1人が出来る事をしていって下さい。

まだまだ先は長いので。

息切れしない事も大切です。