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地方放射線モニタリング対策官とナノグレイ (nGy/h)

昨日、文科省が発表しました『地方放射線モニタリング対策官』についてです。

福島第一原発事故を教訓に環境モニタリングを充実するために
青森県六ヶ所村内と福井県敦賀市、二カ所に設けるそうです。

お得意の"やっています感"という税金の無駄遣いと、天下りの臭いがプンプンします。

敦賀市に関して少し調べてみました。

こんな記事を見つけましたので抜粋します。

▼『放射線監視、敦賀に対策官配置 文科省、自治体と連携密に』
福井新聞 (2012年4月9日午後7時15分)

福島の事故では、国と県の連携が不十分で測定方法が統一できないなどの課題があった。
国と自治体が一体的に対応するため、14基の原発がある本県(福井県)と、
青森県に同日、福島県には10月に配置する予定。

吉田敏雄対策官(60)が着任した。西日本の原発立地や原発から30キロ圏内などの
16府県が活動エリアとなる。今後、モニタリング車1台を配備する。

対策官は県や市町、関係機関との連絡・調整役となり
▽自治体と意見交換し地元ニーズを把握
▽研修講師として自治体職員に技術支援
放射線量を測定するモニタリングポスト運用状況の把握―などを担う。

事故時は原発周辺の現地に急行し、文科省派遣職員らの測定を統率する。

吉田対策官は「モニタリングの司令塔は原子力規制庁になるが、
まず県原子力環境監視センターと連携を密にし、地元の要望を踏まえ、
役立つモニタリングの体制を整備したい」としている。
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この記事を読んだだけでも、臭いますね。

まず、この吉田敏雄さん。
「日本の法学者。北海学園大学教授。専門は刑法や犯罪学だが、
個人研究として社会心理学・法社会学ほか〜Wikipediaより」

原子力とは無関係の人ですよね(苦笑)。
逆に違う畑の人を選んだのでしょうか?

敦賀市敦賀地方合同庁舎内に設置すると聞き、「今月末に福井へ行くので探ってこよう」と、
思ったのですが、残念です、10月配置だそうです。。。
また次の機会にでも!

ただ、敦賀市には当然沢山の放射線を監視するモニタリングポストなどがあります。


日本原子力発電株式会社のwebより)

毎日10カ所で計測をしています。
県の原子力環境監視センターも、もちろんあります。
それでさらに、地方放射線モニタリング対策官が必要なのかなと、疑問に感じます。

このトピックをまとめています16時30分現在で最も高いのは、
立石の87.1nGy/h(ナノグレイ毎時)です。敦賀発電所のすぐ北側です。


この1年、シーベルトベクレルと言った聞き慣れないものに随分と翻弄されてきたと思いますし、
小さいお子さんをお持ちのお母さん方からも「良く分からないのですよ〜」と聞かれます。
私も素人でしたが、勉強し続けています。

そこで、先程出てきた、ナノグレイ(nGy/h)。マイクロより小さいのは分かりますが、
グレイとシーベルトの違いがありますので、簡単に換算方法を説明しておきます。

1nGy/h(ナノグレイ/時) = 0.0008μSv/h(マイクロシーベルト/時)となります。
詳細と換算方法は、こちらでチェックして下さい。

そこで、先程の立石の数値を換算してみると、
約0.0696μSv/h(マイクロシーベルト/時)となります。

例えば都が公表している数値で言うと(信用していませんが参考までに)
今日の東京都新宿区は0.0497μSv/h(マイクロシーベルト/時)、
江戸川区は0.125μSv/h(マイクロシーベルト/時)です。

原発事故後汚染された東京都と通常の敦賀市立石の値を比べると、微妙な気分になります。
今回の事故で、敦賀市がそこまで汚染されたとは聞いていませんが、この値です。

個人的な目安として、0.1μSv/h(マイクロシーベルト/時)は、やや高いと考えています。
自宅などがこの値を越えたら、ぞうきんなどで水拭きをしていました。
今は、カウンターが無いのですが、こまめに水拭きはしています。

そんな敦賀市と単位の話でした。

汚染が気になる地域の方々は、是非、掃除をこまめにして下さい。
掃除機だけではなく、水拭きや、クイックルワイパー的なもので、拭き取る事が大切です!
ベランダや庭などの屋外より、意外と室内が高い事が多いです。
玄関、廊下、それと寝室なども注意して下さい。