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復旧・復興〜がれき問題〜大飯原発

さて、久々にがっつり夕飯を食べたので、更新を続けさせて頂きます。

がれき問題に関しては良くも悪くも全国区になってきていると思います。
先程も紹介した数々の新聞社のサイトから、
茨城新聞千葉日報の対照的な記事をメモしておきます。

▼『県議会、がれき受け入れ要請決議 知事、前向き検討』
茨城新聞 2012年3月23日(金)

東日本大震災で発生した宮城、岩手両県のがれき処理をめぐり、
県議会は第1回定例会最終日の22日、本県への受け入れを求める決議案を賛成多数で可決
磯崎久喜雄議長、細谷典幸副議長と共同提出した4会派代表が橋本昌知事に決議を手渡した。
知事は「東北の震災がれき処理に協力したい思いは同じ。決議の趣旨を踏まえ対応したい」と述べ、
市町村や地元住民の理解を前提に、受け入れを前向きに検討する考えを明らかにした。

がれき受け入れ決議は笠間、鹿嶋、土浦の3市に続き、常陸太田市議会が22日に可決。
水戸市議会も23日に採決を予定している。県の公共処分場「エコフロンティアかさま」の地元、
笠間市の山口伸樹市長も受け入れ推進を表明し、県内でも協力の動きが広がっている。

県議会の決議案はいばらき自民、民主、自民県政ク、公明の4会派が共同提出。
「同じ被災地の本県が受け入れを表明することで被災地支援の強い使命感を全国に発信する」と強調し、
▽市町村や民間事業者と協力し、本県が率先して災害廃棄物を受け入れる
▽国は災害廃棄物の安全性を科学的に丁寧に説明するとともに、県や市町村の負担が生じないよう
財政措置する-ことを求め、県民にも理解を訴えた。共産、みんなの党を除く賛成多数で可決された。

橋本知事はエコフロンティアでの受け入れについて「県内がれきの処理などでフル稼働中。
それが済み次第、取り掛かりたい」と述べ、準備に約2〜3カ月必要との見方を示した。
「民間事業者にも協力を求める。地元がOKの留保付きだが、必ずしも否定的ではない」とも述べ、
エコフロンティアや民間処分場などで準備が整った所から搬入を始めたい考えを示した。

宮城、岩手両県が計約401万トンの広域処理を希望していることから、
「各都道府県が協力したとして1県当たり平均10万トン程度。もう少し頑張りたい」と
一定のボリュームに意欲を示した。

磯崎議長は「被災を乗り越え、広域処理に協力することは後年評価される」と語った。

政府は被災地以外の都道府県に文書でがれき受け入れを要請、4月6日までに回答を求めている。
放射性物質による汚染の可能性がある福島県のがれきは広域処理の対象外


▼『がれき受け入れで電話83件 77件が反対意見 千葉市
千葉日報 2012年03月23日 15:14

熊谷俊人千葉市長は22日の定例記者会見で、東日本大震災で発生した東北地方の
がれき受け入れの方針を示したことに対し、市役所に19、21の2日間で、
受け入れの賛否に関する計83件(市内26件、市外26件、不明31件)の電話があり、
うち77件が反対の意見だったことを明らかにした。

市廃棄物対策課によると、反対意見は「国が定めた数値は信用できない」
「安全性が確認できない」などだった。「受け入れ表明はうれしく思う」などの賛成意見は2件で、
どちらでもないが4件だった。

熊谷市長は「数が多い少ないで判断を変えるということではない。(反対意見の)内容などを
考慮した上で説明責任を果たしていく」
と話した。今後の具体的なスケジュールについては
岩手県などに職員を派遣して、がれきの調査を行っている。一部をサンプルで持ち帰り、
処理をしてデータをそろえた上で住民の皆さんに理解を求める流れになると思う」と述べた。
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いかがでしょうか?

もちろんですが、各地で差が出てきているのは事実ですし、
それは、県知事、市長をはじめ自治体としてのきちんとした考え、意志が明確かどうかで
住民の理解も変わってくると思います。

どの地域のがれきを受け入れるのか?
と、いうのはポイントになってきます。

茨城のように『放射性物質による汚染の可能性がある福島県のがれきは広域処理の対象外』と
明確にするの事は住民にとっては一つの判断材料になります。

ただ、心配されるのは、どこのがれきを処分した時にでも出る、灰の問題があります。
それが濃縮汚染されているかどうかは検査しないと分からないのでしょうが、焼却灰の問題は重要です。

小出氏のような専門家の方は、『その灰は、もう明らかに帰る事の出来ない土地に置くしか方法は無い』
発言されていました。曖昧な言葉で、『近々に地元に戻れるので安心して下さい!』という政府。
それが生殺しになっているのでは?と、素人の私でも感じる事が多々あります。
無理なものは無理、ダメなものはダメとハッキリ伝えた上で判断させる事が大切だと思います。

南相馬市専業農家の方は(汚染させた土壌に関してですが)
『20キロ圏内には戻れない。除染の方法もない。畑も表土を取ってみたけど、東電の庭に捨てるしかない』と。
ETV特集『海辺の町に生き続ける〜南三陸町の一年〜』より

がれきからの焼却灰問題。論点は反れますが、除染の問題。

まだまだ、これからの課題は山積みです。。。


そんな中、またまたしれ〜っと、原子力安全委員長の班目春樹らが
大飯原発の安全性に一定の評価』と、ほざき始めています。

「XXは死んでも治らない」と、昔の人はよく言ったものです。

運転再開については「政治判断なのでその動向を注視していく」と述べ、政府の判断を見守る考えを示しました。

政府の判断、、だ、そうです。

ため息が止まりません。。。

そんな大飯原発の補足記事を探しに
いつものように福井新聞サイトを(夕方頃)チェックした時の事です。

『マッコリCM出演の女性は鯖江出身 伽奈さん、グンソクさんと共演』と。

「んっ???それって、今かっ!今必要な情報かっ!!ど〜でもいいわ〜!!」と、、なりました。

さらに右下のニュースランキングを観たら、こんな感じでした。
拡大してみます。

なんと、大飯原発の問題をおさえて、1位が、このマッコリCMでした(苦笑)。
時間帯? または、チャン・グンソク効果なのか?
後者かも知れませんが(苦笑)。

これも現実です。

伽奈さんには罪もなく、正直私も「誰だ?」と少しだけ気になっていました。。。


人の興味と欲というもののバランス、、、でしょうか?


復旧・復興と、がれき問題は密接な関係です。
きんと情報を公開して地元の人の意見を聞きつつ、被災地の為に出来る事を
もっともっと真剣に議論していく時期に突入しています。

大飯原発の再稼働など、言語道断です。

それと、おまけの伽奈さんとマッコリの話でした。