御馴染み『たね蒔きジャーナル』より小出氏の話です。
前半のトリチウム問題なども重要ですが、私が印象に残ったのは、
後半、9分04秒あたりから、小出氏が福島で講演会をした時の話です。
その話のトーンや間が、、まさに、小出氏だなと感じました。
じっくり聴いて下さい。
お忙しく時間がない方は、9分04秒からでも良いので是非。。。
胸が、きゅ〜っと痛くなりました。
※その部分のみですが、「ざまあみやがれい!」より、文字起こしを転載させて頂きました。
千葉「え…それからですね、もう1問。こちらは、え…ラジオネーム岩手県のハガさんというかたからなんですが。
え……、21日に福島県で小出さん、講演会を行ったようなんですが」
小出「はい」
千葉「え……8月の講演会と比べて福島の人たちの様子にちがいはありましたか?
また、どのような質問が多かったですか? という質問なんですけれども」
小出「(苦笑)」
千葉「小出先生、講演なさったんですね?」
小出「はい」
千葉「あのいかがでしたか?」
小出「え……、そうですね。その日あの雪が降って、いました。で……終わってから私は福島の人たちと一緒に、
土宇温泉という温泉までいきまして、そこで皆さんと話をしながら一晩とまったのですが。
その間も雪が振って、いました。で…とっても綺麗、でした。」
千葉「はい」
小出「真っ白な銀世界で、え……山も森も、しろーく、彩られていて綺麗でした。
でも、そこが、全て、私が管理している放射線管理区域、と言っている場所以上に放射能で汚れているという、
そういう場所、なのです。……人々は放射能を見ることできませんし」
千葉「ええ」
小出「感じることもできません。本当にきれいな世界なんですけれども、そこが放射能で汚れている。
そして、そこに子供たちが住んでいる……。」
千葉「はい」
小出「で、私が行ったときには、2回講演会を私はやらせてもらいましたけれども。
初めは子供たち向けの講演会でした。え…ちぃちゃな子供たちもたくさんきてくれ……ていましたけれども。
……(ため息)、こういう所に子どもがすんでいるのかなあと、思うと、私は心穏やかではいられません、でした。
え…子供たちが色々なことを質問してくれ、ました。……なんで原子力なんて必要なんですかと、
ズバリと私に聞いた子どももいましたし」
千葉「はい」
小出「なんで福島、の原子力発電所が壊れてしまったんですかと、福島に住んでいる子どもが悲鳴のような質問を、
う…、して…しました。普通の大人ではこういう質問は出ないだろうなと思うような質問をうけて、
私は言葉に詰まりながら、え…私に出来ることを答えたという、そういう状態、でした。はい」
千葉「うーん……。何と言っていいのか、という感じですけれどもねえ」
小出「はい」
千葉「わかりました」
小出「はい」
千葉「小出さんどうも、ありがとうございました」
小出「はい。ありがとうございました」」