連続ですが、メモしておきます。
(出火した電源装置=12日午後7時55分ごろ 日本原電提供)
▼『敦賀原発1号、電源装置燃える 周辺環境へ影響はなし』
福井新聞 (2011年12月13日午前8時42分)
12日午後7時45分ごろ、福井県敦賀市明神町の日本原電敦賀原発1号機の
廃棄物処理建屋にある電源装置のブレーカー部分から出火、間もなく運転員が消火器で消し止めた。
けが人はなく、周辺環境へ影響はないという。
日本原電によると、装置は同建屋の照明用電源。出火した装置は予備で普段は使われていない。
通常の電源装置を13日から点検するため、予備の装置に仮設ケーブルを接続して
電源を入れたところブレーカーが落ち炎が上がった。
敦賀美方消防本部によると過電流でショートしたとみられ、原電で原因などを調べている。
同建屋から原子炉建屋までは約35メートル。
敦賀原発では昨年3月から今年10月まで、ウエス※やシートなどが燃える火災が4件発生しており、
(※ウエス (Waste) とは、機械類の油を拭き取ったり、汚れ・不純物などを拭き取ってきれいにするために用いる布である。)
同消防本部から再発防止対策を指示されていた。日本原電敦賀地区本部は
「根本的な対策を取る矢先に火災が起こり、大変申し訳なく思っている。
原因を調査し再発防止を図る」と話している。
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原発は、ばかでかい施設ですし、配線、機材など無数にあり、
こうしたトラブルは少ないないという方も居ますが事故があってはいけない施設です!
何かあってからでは遅いという認識が麻痺しているように感じます。
近年、4件の火災があり、またです。。。
昨日、同じく福井新聞にこんな記事が出ていました。
▼『原発対策、市民8万人避難手探り 越前市、19日防災会議』
福井新聞 (2011年12月11日午後0時22分)
抜粋します。
福井県越前市は、原子力災害対策を盛り込む市地域防災計画の改定に向けて19日、
各機関の代表者でつくる市防災会議を立ち上げ、本格論議に入る。
国が新たに定めた原発から半径30キロ圏の防災対策重点実施地域「緊急防護措置区域(UPZ)」に
同市のほぼ全域が含まれ、市民8万人余りの避難の在り方など重い課題を背負う。
一方、住民側には東日本大震災を教訓として町内会が独自に地元事業所と災害協定を結んだり、
防災マップを作るなど自主防災意識が高まりつつある。
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ダイレクトに原発の恩恵を受けている敦賀市と敦賀湾をはさみ半径30キロ圏内の越前市。
対策は急がれます。。。
「自主防災意識が高まりつつある」ではなく、どんどん高めていって下さい!
福井へ行くと感じる事は、この意識の点です。
みなさん、沢山の原発を抱え、事故にも慣れてしまっている感がありますが、
決して慣れてはいけない問題です。
また、半径30キロ圏内には当然ですが滋賀県北部も入っています。