(2010年08月12日 奥多摩方面の山々〜NIKON D80)
嫌な予感はありましたが、やはり、、、問題ですし、ちょっと、ぞっとします。
それは、スギ花粉とセシウムの問題です。
下記の読売の記事は福島県の事ですが、東京都内にお住まいの方々へ。
先日のニュースでも分かるように、奥多摩の汚染が判明しました。
奥多摩方面と言えば、都内に散布する花粉の生まれ故郷です。
そう考えると、東京も注意が必要だと考えた方が妥当です。
『スギ花粉のセシウム調査、林野庁が来月にも実施』
(2011年10月21日03時02分 読売新聞)
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、林野庁は来月にも、
福島県内のスギ花粉に放射性物質がどれだけ含まれているかを調査することを決めた。
これまで放射線量が高い地域で生育した植物の花粉データは、国内外を通してほとんどない。
線量が高ければ、環境省が年末に発表する花粉飛散の予測に盛り込まれる。
福島県の警戒区域内に育つスギの雄花を採取し、放射性セシウムの線量を調べる。
林野庁は「初の調査なので、どのぐらい含まれるかは正直、わからない。きっちり計測し、
客観的な数字を示したい」としている。
林野庁と福島県によると、同県内のスギ林は国有林と民有林を合わせて約18万4500ヘクタールで、
同県の森林面積の約2割を占める。ただ、同庁によると、調査対象となるスギ林がどれぐらいの広さになるかは、
まだ決まっていないという。
東京都福祉保健局によると、スギ花粉は200キロ以上飛ぶことがある。
花粉に詳しい東邦大学の佐橋紀男・訪問教授(植物分類学)も「風速や風向などにもよるが、
数十キロから数百キロ飛ぶと言われている。ヘリコプター調査で上空5000メートルでも採取できた。
福島の花粉が首都圏に届く可能性は十分ある」としている。
ただ、人への影響については、専門家はあまり心配する必要はないと指摘する。
放射線医学総合研究所放射線防護研究センターの吉田聡・運営企画ユニット長(放射生態学)は
「汚染地域の花粉に放射性セシウムが含まれていても人が吸引する量はごくわずかなので、
被曝(ひばく)線量の観点からは無視して構わない程度と考えられる」と話している。
環境科学技術研究所の大桃洋一郎特別顧問も「花粉症の人は、普段と同じ対策をしていれば、
それほど心配する必要はない」としている。
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以前、私は青梅市に住んでいました。奥多摩同様、花粉地獄エリアです。
上記の写真は、西側のベランダからのものですが、時期になると、ニュース映像で流れる
あの花粉が、バフっと産まれる瞬間が肉眼で確認出来る程でした。
(2011年04月17日 ベランダの汚れ〜RICOH CX4)
これは今年4月のベランダの写真ですが、花粉と黄砂が入り交じった日だったと思いますが。
なかなかの汚れでした。。。
ただ、今冷静に考えると、この汚れは放射性物質を含んでいたと考えるのが正解かもですね。
花粉が多い年は、このベランダに粉雪のように黄色い花粉が積もる程です。
それで私も花粉症になってしまいましたが。。。
花粉だけでも、大変な人が沢山居る中でのセシウム問題。
これは、想像以上に大変な事態になる事でしょう。