opuesto / Tate’s Official Blog

I have the right to know the truth and i must protect the children's future.

FatCat Records

倉庫の火災で、FatCat Recordsというキーワードを久々に目にし、懐かしくなりました。

元々ロンドンにあるレコードショップだったFatCat Records。

私が随分前に行った時は、SmallFishと名前を変え店舗営業をしていました。
(レーベル名はFatCat Recordsとして、分けたそうです)

取引きもあったので、手厚い接客を受けた事を今でも覚えています。
確か、マークというバイヤーさんです。

「何かオススメは?」と聞くと、ニヤっと笑い店舗奥の試聴部屋に案内され、
20〜30枚のレコードを持ってきてくれて「好きに聴いて!」と。

2畳ない狭い部屋でしたが、音が良く、しばらくその部屋にこもっていました。

その後、10数枚のレコードを購入させて頂き、お礼に自分のmix tapeをプレゼントしました。

数日後、事務所のあるブライトンへ行きました。

丁度Sigur Rosを売り出した頃だと思いますが、「儲けたな〜」と事務所を観て感じました。

事務所の入り口に本当に太った猫がいて苦笑いしつつ中に入ると、沢山の猫が居ました。

デスクが数個あり、その奥には大きいテレビとゲーム機。裏庭もあったような気がします。

2階には、ちょっとしたスタジオとドラムセットなどが置いてあり、なんとも素晴らしい空間でした。

そして、ブライトンの海へ。良い所でした。


最近、このレーベルやショップ、事務所がどうなっているのか追ってはいませんが、
今回の火災で打撃を受けた事は間違いないと思います。


そんなFatCat Recordsとの思い出を回想していたら、このお店きっかけで実現した
作品を無性に聴きたくなりました。

聞いた話では、FatCat RecordsにBjrokが頻繁に来ていたそうです。
そこで「誰かいいアーティストは居ない?」と聞き、スタッフが、このアーティストを紹介したという経緯が。

その後の活躍は、素晴らしいものでした。

このremixシリーズで、本当にオススメは、こちらですが(苦笑)。

Chris Cunningham (クリス・カニンガム)の作品は、今観ても驚かされます。
凄すぎです。。。

このremixシリーズのヴァイナルは、聴き過ぎでミゾがすり減りノイズが入ってしまっていますが、
大切な宝物です。そのノイズも含めて良い思い出です。

ヴァイナルの醍醐味と言いますか、決してデータの音源では味わえない感覚です。


そんな昔話でした。