opuesto / Tate’s Official Blog

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敦賀リポート(2/3)

敦賀リポートの続きです。

施設の2階には様々な模型やゲームコーナー、図書館タイプの資料室などがありました。
中でも、「もんじゅ」に関する資料、アピール度は無駄に高いです。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

2枚目の写真にも書いてありますが、これが、もんじゅの燃料棒を束ねた燃料集合体の実物大模型です。
長さは約2.8メートルです。(燃料集合体の詳細は、こちらで)


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

ここから、ふざけたタイトルのゲームコーナーが、ちょこちょこ出てきます。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

そして、これも燃料集合体の模型です。これはデザインの素材になると思い、沢山写真を撮りました。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

所謂、「低レベル」の放射性廃棄物を入れるドラム缶です。が、明らかに何か貼り変えた後が見えます。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

この施設は、子供にも分かりやすくと言いますか、子供がターゲットだと思いますので、
全ての説明書きには、丁寧にふりがなが添えてあります。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

これも、ゲームですが制御棒に見立てた機械で風を送り、温度が上昇するのを防ぐゲームです。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

ウラン燃料が無くなるから、もんじゅなどでリサイクルしましょう!」というゲームです。
少し故障していましたが、ルームランナーのようなベルトの上で、走る意味不明なゲームでした。

他、後で映像を見て気付いたゲームが一つありました。そのタイトルは「核ふんじゃった」です。
床に電気が付きそれを足で踏んでいく、もぐらたたきタイプのゲームでしたが、タイトルが狂っています。

『猫じゃね〜よ〜』と苦笑いしてしまいました。流石にこのコーナーには数組の家族連れがいましたが、
みなさん楽しそうに、この「核ふんじゃった」で、はしゃいでいました。。。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

ウラン鉱石からペレットになるまでの過程を展示しているコーナーの一部です。キャラクターが「〜だよ!」と
ちょっと可愛く言っている所が、イラっとしました。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

私の勉強不足だったのですが、真珠やダイヤモンドに放射線をあてると色が綺麗になるのですね。
この隣には、「放射線をあてると、ほら!ジャガイモの芽が出なくなり長持ちするよ!」と、
恐ろしい事が堂々と書いてありました。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

良くある「レベル」の話です。おさらいですが、「1000ナノシーベルト」で「1マイクロシーベルト」。
「1000マイクロシーベルト」で、「1ミリシーベルト」とです。

この施設は、基本的に「ナノシーベルト」表記になっていました。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

施設内の線量です。98ナノシーベルトなので、0.098マイクロシーベルトですね。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター 資料室にて〜RICOH CX4)

この図書館タイプの資料館は度肝を抜かれました。まさに私のようなスタンスで来館した人にとっての
パラダイスでした。原子力、核関連のありとあらえる資料のオンパレードでした。

市販されている書籍、CD-ROMデータ、映像データ、自治体がまとめた詳細な資料がこれでもか!とありました。
まず、映像データのリストをチェックし、「もんじゅ ナトリウム漏洩火災事故」とありましたが、何故かこれだけ
削除されていました。書籍を読んでいる時間がなく、CD-ROMもチェックしましたが、古いPCで、ほとんど再生する
事が出来ず。。。自治体の資料を軽くチェックしましたが、ここには事細かく様々な事が書いてありました。

どう考えても時間が足りず、この部屋に泊まり込みたいと彼女に伝えたら、苦笑いされました。

要するに、以前もブログで伝えましたが「情報は全て公開しています!見たい人、知りたい人はこの部屋に来て下さい」
という一方的で傲慢なスタンスです。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター内にて〜RICOH CX4)

その後再び1階へ降りましたが、やはり人気のアトラクションには沢山の子供達が居ました。


(2011年05月04日 あっとほうむ 福井原子力センター入り口にて〜RICOH CX4)

帰りに赤い企業の自動販売機も入れ記念撮影をしました。

この施設の看板を今一度良く見て欲しいのですが、、、。「あっとほうむ」と、ひらがなで書いてありますが、
三文字だけデザイン的に色を変え大文字になっています。それは、「あ」「と」「む」=アトム(原子)です。

これに気付いた時、鳥肌が立ちました。


(2011年05月04日 敦賀市内にて〜RICOH CX4)

施設を後にして、また駅まで周遊バスで戻りました。その道中、車内からの写真です。

関東圏の人には馴染みがないと思いますが、「廻転寿司 海鮮アトム」というお寿司屋さんがあります。
母体の(株)アトムは名古屋の会社なのですが、敦賀で見ると妙な気分になりました。もちろん福井では、
普通にテレビCMも流れている有名店のようですが、ネーミングが、、、。


まずPR施設「あっとほうむ 福井原子力センター」に関して書かせて頂きましたが、ご存知の通り
原子力発電が本当に安全であれば、隣接する「原子力環境監視センター」も含め全て必要がない施設です。

後者の施設にも中で繋がっていたので見て来ましたが、大人向けで事務的な報告書が無数に貼り出されている
だけでした。さらに気になったのは、山積みされた、様々な団体の資料の数々です。完全に無駄です。
が、私にとっては、無料のお土産コーナーに見えましたので、INOMATA氏のお土産も兼ね、
片っ端から頂戴してきました。

クリアーファイルに、びっしりと入った資料や子供向けの学習ノート、他のPR施設のパンフレット、
関西電力発行「越前若狭のふれあい 特別号〜プルサーマル特集」、日本原電発行「電気新聞」、
経産省発行「原子力安全・保安院通信」などなどです。震災後、テレビやネットで良く見る狂った方々が
偉そうに語っています。もちろん、身内が発行、編集をしていますので、中身は想像がつくと思います。
気持ちが悪いのは当然なのですが、これらも全て税金で作られています。相当な部数が刷られていると
思いますし、その大半はゴミになるのでしょうね。。。完全にナメています。

このお土産で頂戴して来た資料に関しては、また機会を作り紹介させて頂きます。



周遊バスで駅に戻り、いよいよ美浜原発もんじゅ方面に。。。


〜続く〜