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TBSラジオ「dig」〜”原発作業員の内実は?”(重要)


(東電HPより Reading confirmed with a light〜pictured on March 23,2011)

6月15日(水)放送の『原発作業員の内実は?』を聴きました。

前半の、実際に福島第一原発で作業にあたっていた男性に、作業時の状況について
聞いた話は、生々しいのですが、どこか飄々と話をしていました。

正直、そうでもしないと(そういう神経にもっていかないと)やっていられないのかな
とも、少し感じました。

問題は、後半です。メモしておきました。

<メモ>
ゲストコーナーから(ジャーナリストの窪田順生氏)

窪田順生氏プロフィール
1974年生まれ。ノンフィクションライター。学習院大学卒業。在学中よりテレビ制作会社の契約スタッフとして、
主にドキュメンタリー番組制作に携わる。その後、「FRIDAY」「朝日新聞」記者を経て、実話誌編集長を務める。
現在は法人団体などのメディア・トレーニング(危機管理コンサルティング)を手掛ける。その傍ら、執筆活動を展開し、
処女作『14階段—検証新潟少女9年2ヵ月監禁事件』が第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■メディア等の表現方法/×「協力会社?」
                              ○「多重請け負い構造」「偽装請け負い」=責任の所在を分からなくする。
■末端の末端は、会社、企業じゃなく、個人(親方さん)が管理している。
■ベテラン、専門的な技術を持っている人達に声をかける。
■建屋内は、専門的な技術は必要なく、誰にでも出来るような単純作業が中心。
線量計は作業着の中。中に入っているものを吸い込む事が危険。
■体内、内部被曝を計る事が重要。外部は洗浄すれば、なんとかなる。
大手ゼネコンにお世話になっている労働者が集められる。結果「多重請け負い構造」
■敷地内も汚染、線量が分かる汚染マップがある(東電管理)。
■線量が高いと分かっていて、そこに行かされる人達は?(※言葉を濁していました)
■きちんとした会社に所属していない人は、約束とは違う現場に連れていかれる事も多々。
■労働者派遣の背景には、暴力団が絡んでいる事は否めない。構造的な問題。多重債務者など。
■「臨時作業員」は、どこから来ているのか分からない。(※大阪の、あの地区が絡んでいる)
■多重請け負いなので、末端の労働者は低賃金。日当1万円。それを下回る事も。
ヤミ金多重債務者と、原発労働者。(※借金、利子の為に)
■何年続くか分からない原発収束問題の為、この手の労働者は増え続ける。(※逆に今後労働者の確保が困難になる)
■多重請け負い構造は、法律ぎりぎりなので、裁けない。(※暗黙?)
■普通の建築現場は、立ち入り検査が出来るが、原発はそれが申請の問題で難しい。(※30年以上放置)
■1年50ミリの被曝だと働く人が居なくなる。だから、上限積算量250ミリに。
放射線管理手帳に記入する。法的な根拠はなく。(※この点は以前から問題に)
■1つの現場で手帳などの線量をノーカウントにする事もある。累積線量を減らすため。
■賃金は、もちろんバラバラ。思っている程、賃金は高くない。通常の建築現場程度。(※もちろん東電社員は別)
■窪田順生氏も、現場、Jヴィレッジに入って取材していた。
■一概に「原発労働」といっても、個々でやる作業内容は様々。過酷な状況から軽度まで。

▼今後、作業に行く前に、細胞を取って保管。(※虎ノ門病院)但し、自費20万円。それを国が支援する。
造血幹細胞」。もし大量被曝しても血液を作る事が出来る。
250ミリから引き上げる可能性も十分に考えられる。現状、それに関する法律なく。
引き上げない限り、作業員の確保は困難。しかし、問題は労働者の健康管理。
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テレビ、新聞では書けない、言えないキーワードが沢山出てきましたが、本当でしょうね。
注目は、今後の話だと思います。聞き慣れない「造血幹細胞」という言葉も出てきましたが、国は、
どう動くのでしょうか?一体どの政治家がこの問題について、真剣に考えて行動するのでしょうか?
無視し続けて行くのでしょうか?

また、官邸にでもメールしてみますか。


ん〜〜、、と思う人も多いと思いますが、現実ですね。これは。

改めて、INOMATA氏、情報提供感謝致します!
今後、以前のように「dig」は、チェックしますね。若干、「時間が足りない、、」と感じる毎日ですが、
『時間は自分自身で作るものだ』と、死んだ親父が良く言っていました。

頑張ります!