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『核のゴミ捨て場』(2/3)

続きを、ざっくり書かせて頂きます。

〜NUMOのホームページを見ると「地震については、一般的に深い地層では、
地上に比べてはるかに揺れが小さい事がわかっているため地震が起きても
問題はない」と主張するが「実際に大地震がおきた時にどんな影響が起こる
かはわからない」と伴氏。

東北には、21基の原発(休止、閉鎖中、建設、計画中のものも含む)がある
が、これは他の地方と比べても遥かに多い。さらに青森には六ヶ所村再処理
工場があるなど、東北には核に関連する施設が集中している。

「報告書を見ると、東北や北海道の地域が目立つ」こう語るのは、旭川大学
の山内氏だ。「処分場に選定されると、多額の補助金が自治体に落ちてきます。
ですから過疎が進む地域程、補助金をぶら下げれば誘いに乗ってくると思って
いるのでしょう。原発もそうやって作られてきましたが”核と過疎”は密接に結び
ついているのです」。山内氏は、80年代初頭から北海道の幌延町周辺で進めら
れてきた、地層処分に関する調査、研究に真っ向から反対してきた人物だ。

「80年代初頭、丁度地層処分に関する議論が盛んになったころ、時の科学技術
庁長官だった、故中川一郎衆議院議員幌延町を訪ねていて『この町は、これ
から人口が増えるという事はないし、新しい産業が出てくることもない。多額の
補助金が地元におりるから、廃棄処分に関する施設の誘致に名乗りを上げては
どうだ』と話をしたのです。この話は一気に広がり、周辺7町村の大半の住民が
これに反対しました。ところがある日の真夜中に、動燃が地質を調べる為の
ボーリング作業を突然開始したのです。これに反対する住民たちを排除する為
の機動隊まで配備され、逮捕者も出たほどです」

住民の理解を得るのとはほど遠いやり方で、調査が進めらる事になった。結局
幌延町には、深地層研究所が建設され、現在では最先端の地層処分研究を
行う町をなっている。

幌延町原発のよる発電を必要としていないのに、核のゴミを引き受けて
くれ、という。理不尽な話です。これは北海道の話ですが、東北地方にも同じ
ように強引な手段で調査が行われた所があるはずです」

山内氏が言うように、06年11月には、日本原子力研究開発機構岩手県
遠野市で、市に通知せずボーリング調査を行っていた事が発覚した。これを
知った本田市長は、調査を即時中止するよう要請した。その時の様子を本田
市長が語る。「当初は地層を調べる一般的な調査だと聞いていましたが、
ボーリングを使った本格的な調査を行っていたので、おかしいと思ったら、地層
処分に関する調査を行っていた。このままでは”日本のふるさと”である遠野が
放射性廃棄物処分の候補地になし崩し的に決まってしまうおそれがあったので
即時中止を求めました」〜
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いかがでしょうか?久々に、故中川一郎氏の名前も出てきましたが、原発同様と
言いますか、原子力関連のビジネスは、金、金です。作るのも廃棄するのも
多額の金と、それによって犠牲になる町、人達があまりに多いです。しかし、
その反面、それで潤っているやからも多いのです。目先の金で釣られるのは、
人間だれしもある「欲」の話だと思いますが、今回のような大事故が起きた時
その人達は、どうするのでしょうか?潤いに目がくらみ困った時に「助けて!」と
言うのでしょうか?言葉は悪いですが、福島でも同じような現状が少なくても
あると思います。そう考えると少し複雑な気持ちになるのは、私だけでしょうか?

この手の「欲」のスパイラル現象は、環境ビジネスにも似ています。

残念ですが、全てを丸く納める事は、不可能ですし、それは人間のエゴです。

私が今住んでいる町でも「開発を進めつつ環境を保護する!」と言う人が多いです。
その点を友人の議員さんと話をした事がありますが、「な〜、それは無理だよな」
と。それは、私も同意見です。何かを犠牲にして何かを守るという事は今までも
沢山繰り返されてきた事です。ダム問題にも似ています。

そうした、エゴにより、どんどん環境が破壊されている事に何故気がつかないの
でしょうか?そんなに便利で豊かな生活が必要なのでしょうか?

話は反れましたが、この『核のゴミ捨て場』の続き、第三弾の最終章は、また近々に。

※『核のゴミ捨て場(1/3)』は、こちらです。