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東京都大田区の話+換算方法

公表していなかった、、そうです。東京都の方々、チェックして下さい。

『都の下水処理施設で高放射線量…避難区域に匹敵』
読売新聞 6月8日(水)14時33分配信

東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルト
放射線量が検出されていたことが、都の調査で分かった。

計画的避難区域福島県飯舘村放射線量と同程度で、文部科学省によると、
都内でこれほどの放射線量が検出されたのは初めて。放射性物質を含む汚泥の
影響とみられるが、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、誤解を招く
恐れがある」とし、調査結果を公表していなかった。

都によると、この施設は都下水道局の「南部スラッジプラント」で、都内2か所の
下水処理場で発生した汚泥を集めて焼却し、灰を東京湾に埋め立てるなどしている。
都の5月の調査では、この施設の焼却灰から1キロ・グラム当たり1万540ベクレル
放射性セシウムを検出していた。
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なかなかの数値が検出されていたようですね、石原さん。

少し前に問題になりました下水処理所の「汚泥」の影響でしょうね。

もう少しで、震災から三ヶ月経過しますが、どうしても東京に住んで生活をし、周囲を
見ると、危機感が薄れているように感じます。今日、そんな事を思っていた矢先の記事
でしたので、メモしておきます。

毎時約2・7マイクロ・シーベルトですか。。。

※換算式:「放射線量測定値μSv/h(マイクロシーベルト/時)」×「24(時間)」×「365(日)」
×「0.001(μ→m)」=「1年間の放射線量mSv/year(ミリシーベルト/年)」です。
簡単にすると、「放射線量測定値μSv/h(マイクロシーベルト/時)」×8.76で、
=「1年間の放射線量mSv/year(ミリシーベルト/年)」です。
マイクロ・シーベルト毎時の数値を見た時は、8.76をかけ算すると年間の値がミリで分かります。

今回、2.7x8.76=23.652ミリシーベルト/年、、ですよね。。。23ミリ、、?
ただ、下水処理所に1年間居続ける事は考えにくいですが、相当の値です。


本当に、10年後、どうなっているのでしょうか?考えると、恐ろしくなります。。。
やはり、3月下旬にニュースになり都内で水パニックになった頃、相当の放射線物質
が関東にも飛来していたのは間違いないですね。

少し長くなりますが、補足メモも残しておきます。

下水処理場から放射性物質検出 自治体が対応苦慮 /東京』
毎日新聞 2011年6月2日

<汚泥焼却灰搬出できず「早急に基準を」>
福島県内の下水処理場の汚泥などから高濃度の放射性セシウムが検出された
問題を受け、汚泥焼却灰をセメントの材料として再利用していた業者が5月中旬
から受け入れを見合わせているため、下水処理場を管理する都内の自治体が対応
に苦慮している。都などは場内へ保管している焼却灰に含まれている放射性物質
値を公表しているが、国が安全性を認める基準を示していないため、搬出の
見通しは立っておらず、各自治体は国に対し「早急に基準を示してほしい」と求めている。

都内の処理場でも、5月に採取した汚泥焼却灰から放射性セシウムが検出された。
都が管理する12施設で最も高かったのは「葛西水再生センター」(江戸川区)の
1キロ当たり5万3200ベクレル。その他の施設でも同2万1130〜436ベクレルだった。
福島県では、最高で汚泥から同44万6000ベクレルが検出されている。

都とは別に、独自の処理場を持っている八王子、立川、町田、三鷹の4市も調査を
実施したり、検討中だ。八王子市の「北野下水処理場」では同1万5010ベクレル
立川市の「錦町下水処理場」では同1万548ベクレルだった。
両市は、今後も定期的に調査する方針を示している。

町田市も1日に結果を公表。「成瀬クリーンセンター」で同5123ベクレル
鶴見川クリーンセンター」では同3337ベクレルだった。三鷹市は調査を検討中だが、
下水道課は「都内でも放射性物質が検出されており、やらざるを得ない状況だと
考えている」としている。

国は5月12日、福島県の汚泥などを対象に同100ベクレル以下になるならセメントへの
再利用が可能などとする「当面の考え方」を示したが、搬出基準や最終的な処分方針は
示していない。4市は先月末、都を通じて国に基準の策定などを要望。最終処分場で
汚泥を処理している三鷹市を除く3市は、場内に保管している汚泥焼却灰が早ければ
6月中にはいっぱいになる見込みで、市の担当者は焦りを募らせている。
1日に会見した石阪丈一・町田市長は「放射性物質の測定をしても、基準がないので
我々は評価できない。基準がないと、搬出もできない」と述べた。

国土交通省下水道企画課は「放射性物質を含むということは元々想定していなかった上に、
セメントにするなら経済産業省、埋め立てるなら環境省など関係省庁が多岐にわたる
面もある」と基準策定に時間がかかっている状況を説明した上で「早急に基準を示せるよう
鋭意努力している」と話している。
【松本惇】